七転び八起き、それでも自分を信じて這い上がることの大切さ
社会福祉士を受験する方の中で、以前不合格になったけれども、今年こそは是が非にでも合格したい「リベンジ組」にとっては、試験に対する思いもひとしおだと思われます。
二回目の受験ではなくて、中には、三度目、四度目以上の方もいらっしゃるかもしれません。
私の周りにも、三回目で合格できた人間が数人いますし、四回以上受けているけれども、毎年「現代社会と福祉」で0点を出してしまい、足きりに遭っている方もいます。
不合格が相次ぐと、すっかり自信がなくなってしまい、勉強のモチベーションが維持できなくなることもあると思います。
暗中模索の日々で、自分がどこに向かって進んでいるのか、正しいのかの自問自答に疲れ果ててしまっている方も少なくはないでしょう。
私もかつて迷宮を彷徨っていました。
2007年1月に、秘書検定準1級に合格した後は、4年以上資格試験の「合格」からは遠ざかっていました。
その間、英検2級、初級シスアド国家試験(現在は、廃止されました)、食生活アドバイザー検定2級、宅建を2回チャレンジしてきましたが、悉く不合格が続いて、すっかり不合格に慣れきっていました。
これだけ複数の試験に落ち続けていると、どうしてもマイナス思考に支配されるようになりました。
自分は頭が悪いのじゃないか。
そういえば、中学時代を振り返れば成績も平均的だったし、大学時代の友人はみんな自分より頭が良かった。
高校時代の模試の偏差値も40くらいだったし、できない自分がそこにいたんだ。
過去に目をつけて、不合格になるのを正当化させる心理が働いた次は、「今」にターゲットが移りました。
もう大学も卒業しているのに、仕事はしているものの正規職員ではないし、周りは次々と結婚している中、自分は未だに独身だ。
こんな生き方をしている人間が資格試験に合格しようなんて魂胆が間違っているのではないか。
過去と今を含めた上で、完全に自己否定してしまうような極端な思考にも陥りました。
不合格が続いている私は、「本気になって打ち込める情熱」を見失っていました。
私が挑戦してきた英検やシスアド、宅建試験は、共通して圧倒的に勉強量が足りないことは頭では理解していました。
どうしても、やる気がいまいち起きなかったのです。
それでも、私は腐りたくありませんでした。
ダメな自分でも、「自分を変えたい!」「合格したい!」という決意と、漢検、秘書検定に合格できた実績が、私を再起させるための原動力でした。
宅建だけは、一度決意した男のプライドがあって、ドロップアウトしませんでした。
そして、2011年11月、三度目の挑戦で宅建試験に合格。
これまでの苦労が一気に報われた瞬間でした。
度重なる不合格の嵐、あれだけ闇を彷徨っていた私が、上昇気流に乗れたかのように、社会福祉士試験にも合格することができました。
今では、両資格を目指す受験生にメッセージを発信できる立場にいれて、これほどやりがいを感じれるとは思ってもいませんでした。
そんな私だからこそ、再受験に対して確固たる思いを秘めているみなさんを誰よりも応援したいのです。
合格できた暁には、ぜひ共に喜びを分かち合いましょう!
私はみなさんの仲間です。