社会福祉士国家試験「今年こそは絶対合格計画」

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150問の第一問目で心を折らないようにする秘策は


午前の共通科目「人体の構造と機能及び疾病」。


精神保健福祉士社会福祉士の共通受験される方にとって、最初にそびえる科目です。


全部で7問もあるし、まさかこの科目で0点に陥ってしまい、不合格になることなんて、ないだろう。


過去問でもそれなりに理解しているし♪

 

初めて受験される方は、このように楽観視されている方も少なくはないかもしれません。

ところが、第24回~第28回本試験の流れを見ると、この科目でメンタルをやられてしまった受験生の悲痛な声が多く存在するのです。


特に要注意なのが、初っぱなの第一問目です。


一問目から「!?」という出題が目に飛び込むと、出鼻をくじかれたように、焦りに支配されてしまう危険性があるのです。


ちなみに、直近2年分として、まず第27回の問題は以下の通りになります。


問題1 人体の構造と機能に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。

1 アルブミンは酸素の運搬にかかわる。
2 ヘモグロビンは感染の防御にかかわる。
3 平滑筋は随意的に収縮できる。
4 気管は食道の後方に位置する。
5 横隔膜は呼吸にかかわる。


※正解は5です。

 
第28回は以下の通りです。
 
 
問題 1 以下は,乳幼児期にみられる標準的な発達の特徴を示したものである。2 歳前後で始まるものはどれか。最も適切なものを 1 つ選びなさい。
 
1  あやすと笑うようになる。
2「アーアー」などの意味のない発声を始める。
3  意味のある単語を言い始める。
4  集団遊びの決まりごとを守れるようになる。
 
5  2 語文を言い始める。
 
 
※正解は5です。
 

こうやって合否に影響がない過去問の一つとして、制限時間なしに眺めているうちはまだ余裕がありますし、正解を見ると、「やっぱりそうだよね」と納得が行くものです。

しかしながら、人体の構造と機能に関する専門用語がずらっと並んだり、日常生活で乳幼児と接する機会がない中で、いざ本試験で出された際には、予想外の出題からプチパニックになったり、どれも正しいような錯覚に陥ることは珍しくないのです。


このような「わからない!」モードに切り替わってしまったら要注意なのです。


私自身、試験問題を開いてしょっぱなから面を食らいました。



「えっ!?こんな問題は過去問に載ってなかったぞ」



過去問オンリーで立ち向かった私は出鼻を挫かれて、焦燥感に駆られた記憶が強く残っています。

実は、精神保健福祉士試験を受験した際に、専門科目1問目の「精神疾患とその治療」の出題を開いた際にも、同じように「なんだこの問題は」というプレッシャーと衝撃に襲われたのが記憶に新しいです。

しかしながら、仮に第一問目を落としてしまっても、まだ149問もあるので、なんの問題もありません。


その1点だけで合否が分かれることはまずないという観点を忘れないでいただきたいのです。


そして、この科目は、一般常識とセンスでなんとか乗り越えられるような問題が揃っているのも特徴の一つです。


第24回本試験の例で言うと、

問3「健康づくりのための運動指針2006」に関する正しい記述
問4「単極性うつ病」に関する正しい記述
問5「集団食中毒」に関する事例問題
問7「リハビリテーション」に関する正しい記述



これらの問題は、日ごろニュースや日常生活の場面場面で耳にしたり、常識として知っている知識でなんとか対応できる問題構成であったりします。


恐らく、第29回本試験も、しょっぱなから見たことがないような問題が出題される可能性はあるでしょうが、日ごろから健康と医学分野にアンテナを張っていれば、なんとかその場で対応できる問題が数問存在すると予想されます。

この科目には関しては過去問の知識だけではなくて、常識的センスが求められている分野であると言えます。

そして私を含めて、合格者の声に共通していたのは、7問全問手ごたえがないようでも、いざ採点をしてみると意外に正解しているものなのです(私の場合、精神保健福祉士試験でも同様でした)。

ですから、本番で歯が立たないように感じても、そこで諦めないことが肝心になってきます。
 
はなから心をへし折らないように、全く見当がつかなかったら、思い切って「5」を最初から数字を決めておいて次に進むというのは一つの打開策です。
 
なにしろ1問さえ死守すればOKですから、別の問題で確実に1点をゲット出来ればいいのです。
 
※第26回〜28回まで連続で1問目は「5」です。
 

引きずらない、こだわりすぎないの心得を持ちながら次の問題へと進んでくださいね。