社会福祉士国家試験「今年こそは絶対合格計画」

社会福祉士・精神保健福祉士国家試験に40日以内で一発合格した管理人の学習法をベースに、不安を不っ飛ばして“安心”に変えられるブログを目指しています。

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第37回社会福祉士試験・第27回精神保健福祉士試験対策・国家資格キャリアコンサルタント試験対策がメインですが、全ての資格試験に共通する効率勉強法を紹介しています。

社会福祉士試験は約35日間、精神保健福祉士試験は約20日間、キャリコン試験は約30日間独学で一発合格を果たし、公認心理師試験は1日1時間未満、楽学勉強法中心でリベンジ合格を果たしています。

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助けてと言えずに孤独を抱え込んでいる30代は


助けてと言えない―いま30代に何が

 

助けてと言えない―いま30代に何が

助けてと言えない―いま30代に何が

 

 

派遣切り、ホームレス、孤独死―。社会から孤立する三十代が急増している。
なぜ、彼らは「助けて」と声を上げないのか?就職氷河期世代の孤独な実態を描き、昨年度「クローズアップ現代」で最高視聴率を上げた番組を単行本化(Amazon説明文)。 

 

 

 

「助けて」と言えない30代。

本書のタイトルを目にした途端、吸い寄せられるかのように耽読しました。

私自身が他でもない30代として、他人事のように思えずに一字一句から咀嚼しました。

私は日々、「助けてください」と訴えられる相談者様と向き合っておりますが、本書に登場する若年層は、第三者にSOSのサインを発せないような共通性があります。

なぜ彼らがそこまで窮地に立たされるようになったのか、もしかしたら自分も一寸先には似たような境遇に遭遇するかもしれない危機感を意識しながら読んでいました。

他人に迷惑をかけずに、自分のことは自力でなんとかしようとする彼らに対して、社会福祉士を志すみなさんや社会福祉士現職の方々が感じるものは多々あると思われます。

そして、援助対象者だけではなくて、支援者自身も一人で抱え込んで「助けて」が叫べないようにならないような心がけやサポート環境が大切であるとつくづく感じました。

 

これからの社会は、「弱みを見せたら負け」という考えを抱き続けていると、身も心も疲弊しきってある時に心がポッキリと折れてしまう危険性があります。

 

SOSを発信できる力は、自分を愛して他人を信じる力の表れです。

 

困った時に臆せず「助けてと言える社会」になれるためには何が大切で何をすべきなのか、私も考え続けて行きたいと思います。

 

「助けて」と言える国へ ──人と社会をつなぐ (集英社新書)

「助けて」と言える国へ ──人と社会をつなぐ (集英社新書)

 
援助要請のカウンセリング: 「助けて」と言えない子どもと親への援助

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