福祉資格取得者の芸能人について

●　高部知子さん

精神保健福祉士取得


高部さんは、1967年、東京都文京区向丘生まれです。
中学１年の1980年、NHKドラマ『ガラスのうさぎ』でデビューしました。

1982年には『欽ちゃんのどこまでやるの!?』（テレビ朝日系）で萩本家の３姉妹の長女・のぞみ役として出演され、一躍人気アイドルとなりました。

彼女は青山心理臨床センターの精神病理学の研究所で４年間学び、さらに人間の深い部分を学べるのではないかと考え、2000年に慶應義塾大学の通信制哲学科に入学しました。

2006年の大学卒業後、専門学校に入り、2009年１月、国家試験に合格し資格を取得されました。


現在は、全国各地の精神医療・福祉関連施設で、認知症や各種の依存症患者に対するカウンセリングやケアに取り組んでいらっしゃいます。

2児の母でもあり、結婚直後に出産した長女に心臓の奇形が見付かったことをきっかけに、芸能界からの引退と育児への専念を決意。

その長女を育て上げながら、「自分のように不器用な人に寄り添いたい」という思いから、精神保健福祉士の道を志すようになったそうです。



●　安田大サーカス　クロちゃん


社会福祉主事任用資格


あのイメージからは意外でしたが、短大時代に、社会福祉の勉強をしていたようで、保育士を目指していた時期もあるそうです。


現在では、子育て論についての講演を行っているようです。

安田大サーカス講師ページ



●　伊東美咲さん


社会福祉主事任用資格、幼稚園教諭2種免許状、保育士取得


短大卒業後には、幼稚園教諭として就職する予定だったところ、スカウトされたようです。


2008年に、「エジソンの母」という小学校教師物の主役に抜擢されましたが、取得資格や学歴が評価されたのかもしれませんね。


また、AKBの大島優子さんも高校時代、卒業後の進路を視野に入れていた時期に、小学校から習っていた手話を生かし、手話通訳士や社会福祉士取得を目指そうか悩んでいたこともあるそうです。

AKBのオーディションに落ちたら社会福祉士取得に切り替えようとされていたようです。


● 蛯原英里さん


看護師、チャイルドボディセラピスト取得


モデルの蛯原友里さんの妹です。

看護学校を卒業後、NICU(新生児集中治療室)で約6年間勤務していました。

「母と子のつながりの仕事をしたい」と考える中、ベビーマッサージに出会い、インストラクター資格のチャイルドボディセラピストを取得されて、今年の7月には、日本チャイルドボディケア協会を設立されました。

「ふれあい」をテーマに特に乳幼児期に親からの「ふれ愛」愛情を感じることで脳や身体の発達を促進するチャイルドボディケアを指導されているようです。


芸能人の背中を見ると、福祉の世界がより身近に感じられますね。