私は児童擁護施設で24日間集中型の実習を行いました。
集中型とは、連続して実習を行う形式(週に1回以上休みを入れる)のことです。
他には分散型といって、例えば一ヶ月で12日、翌月に12日という風に、分けて実習を行う形です。
集中型と分散型は、実習先が指定している場合がほとんどでした。
私は周りの同級生に比べて、実習先を見つけることに四苦八苦しました。
実習先の確保は、大学指定施設と自己探索型の二種類でしたが、私は当初、大学指定の地域包括支援センターを希望していました。
実習形態が分散型だったので、仕事との両立で都合が良かったのです。
大学指定の場合は、PC申請・先着順だったので、受付開始10分前から電波時計をPCの横に置いて、万全にスタンバイしていました。
いざ開始時間が訪れたと同時に、マウスで「申請」ボタンをクリックしたのですが、運命のいたずらのごとくこの時に限って、数秒間画面がフリーズしてしまいました。
画面が正常に切り替わった先には、
「人数が満たされたので申し込み終了しました」
無慈悲な現実が待っていました。
数秒間の熾烈な争いで、定員が決まったのです。
同時刻に、全国の同級生が、私と同じように一斉に申し込みしていたのです。
私は社会福祉協議会か児童福祉施設を希望していたため、自己探索型で探さざるを得なくなりました。
大学指定では、それらの施設は皆無だったのです。
自己探索型と言っても、自分で勝手に実習先に連絡を取って交渉をしてはいけませんでした(トラブル防止のため)。
実習担当者に自分が調べた希望リストを伝えて、交渉していただく形でした。
私がリサーチした15施設くらいを担当者に逐一あたっていただきましたが、「もう今年の受け入れは終わっている」と、悉く受け入れを拒まれました。
しかしながら幸いなことに、最後の最後で第一希望だった社会福祉協議会から受け入れをOKしていただけました。
社会福祉協議会は基本的に自分が住んでいる地域の場所でなければ、受け入れてはもらえず、時期的にも滑り込みセーフでした。