このブログを立ち上げてから、もうすぐ一カ月が経とうとしています。
社会福祉士や宅建取得を目指す受験生のみならず、現役の社会福祉士の方や、今、私が目指している業務独占資格に合格されて、開業申請中の先輩、司法試験を目指されている方等、たくさんの出逢いがありました。
それぞれが目標に向かって邁進されていたり、使命に燃えながら日々奮闘されている姿を見て、私も触発されています。
これまでに、なぜ社会福祉士や宅建を目指されている(いた)のか、動機を聴かせていただいた中で、
過去に人に馬鹿にされたり、舐められたりして、不快な思いをしたから。
資格を取得して見返したい。
このような声が多かったです。
私自身も今までに無知故に痛い思いはたくさんしてきましたし、無力感を覚えた出来事もたくさんありました。
今回は大学時代のエピソードを取り上げて、資格取得のきっかけにもなった出来事をお話します。
東京の大学に上京して、一人暮らしを始めて間もない頃の話です。
同じく地方から上京してきた友人と街中を歩いてる時に、突然中年の男性から声をかけられました。
その男性は、自称、某有名女優のマネージャーと名乗っていました。
「実は今、近くのデパートに女優がお忍びでやってきていて、見つけられたら賞金がもらえるという参加型企画があるんだ。ぜひ二人で参加してみないか」
こんな胸がトキメク誘い文句でした。
あの有名女優に会える。賞金がもえる。
二つのニンジンをぶら下げられて、すっかりその気になってしまいました。
その頃の私達は好奇心の塊だったので、疑いもせずに、「さすが東京!」と興奮しながら二つ返事でOKしました。
優勝金は、自分のお金の3倍になるとのことで、手持ち金1万円ずつをマネージャーに一旦預けて(一時的にスタッフが保管するとのことだったで)、デパートの中のスタート時点と指定される場所にスタンバイしました。
マネージャーは、
「別の階で待機中のカメラマンとプロデューサーを呼んで来ますね!」
とだけ言い残して、私達の前を颯爽と走り去って行きました。
3分経っても、5分経っても帰ってくる気配がありません。
時既に遅しでした。
姿をくらまして初めて、
騙された!
と気付きました。
すぐに交番にかけこみましたが、必死に事情を伝えたところ、
「現場検証することになるから、色々と手間がかかるよ。それに見つからないと思うよ。まぁ、社会勉強だと思って今回は頭を切り替えた方が良いんじゃないか。」
警察官からは、大人の目線で諭されました。
当時の自分は、右も左も分からない未成年だったので、格好のカモだったのでしょう。
結局泣く泣く諦める他ありませんでした。
※ ちなみに、この自称マネージャーは、2年後に逮捕されたようです。
ニュースで見て、同様の手口だったので、すぐに分かりました。
被害総額は推定800万くらいということでした。
私以外にも、10代後半から20代前半の学生がひっかかっていたようです。
この出来事の他にも、教育実習中に、教員達による群雄割拠の独特な世界に身を投じたことと、
不動産業者とのかかわりを通じて、年齢や学生という立場から足元を見られてきたので、
世の中馬鹿は損する。
無知ほど怖いものはない。
ズル賢かったり、頭の良い人間が得するようになっている。
と、実体験から痛感しました。
私も失敗や、恥ずかしい思い、侮辱された思いをたくさんしてきました。
こんな私だからこそ、資格取得を目指すみなさんのその思いは共感できます。
これからもみなさんの一助となり、共に支え合って目標に向かって歩んで行けるようブログを更新して行きます。