帰宅後、絶望に襲われていた私は、トドメの一発を自分に下すために、毎年恒例の資格学校発表模範解答をもとに、自己採点を行いました。
えっ!?想像していたよりも出来ているよ・・・・・・。
問1から○つけを始めているので、権利関係分野が5割程度の正解率だったのを皮切りに、かなり焦りましたが、その他の法令分野がまさかの全問正解だったりと、番狂わせが起きていました。
36点。
その数字はあの出来から見たら、予想以上の結果だったので、半信半疑でした。
しかし、採点前の憂鬱が一気に晴れて、「もしかしたら今年は受かるんじゃないか」という期待が俄然膨らんできました。
宅建は、かつて36点以上の合格点が出たことはなかったので、合格が現実味に帯びてきたのです。
予備校毎に解答が分かれる、いわゆる割問は、問42の1問だけで、それを除いても36点でした。
興奮した私は、すぐさま母親に、「今年こそは受かるかもしれない!!」と報告しました。
母親からは、
「まだ分からないよ、お前がその出来ってことは、合格ライン高いんじゃないの?」
と冷静に返されました。
それもそのはず、毎年合否の結果に振り回されている母親は、私が合格できると確信できなかったのでしょう。
◆ 過去問だけで40点は取れた
自己採点中に冷静に問題を見直して見ると、自分が間違えていた問題の中で、過去問から出題されていた類似問題が5問もありました。
まだ知識が曖昧になっていたのと、本試験特有の緊張感から本領発揮できなかったため、取りこぼしてしまっていました。
試験自体は出題傾向に変化が見られましたが、過去問5年分1冊を完璧に近いくらい反復学習する勉強方法だけでも、40点獲得が可能であることがわかりました。
そして、合格発表までの長い約40日間が開始します。
次回、長かった受験編、最終回です。