今年の合格点は何点になりそうでしょうか?
2月4日現在、私のもとに複数質問が寄せられています。
例年と異なるのは、自己採点で88点以上の方からも不安な声が木霊していることです。
90点以上でも、不安で夜も眠れないという方もいらっしゃいました。
けあサポ露木講師の予想と小高塾長の予想が88点以上という点からも、今年のボーダー予想が高くなる可能性が高まっていると感じてしまうことが分かります。
拙ブログの自己採点投票の暫定投票を見ても、87点が最も多く、83〜90点の得点分布が密集しており、今年も高くなるのではないかと思われるのも致し方がない気がしています。
各社のボーダー予測をまとめている身として、合格率が例年通りならば、90点以上になる可能性は低いのではないかという見立てが考えられますが、何点くらいになるのかは明言出来ないところがあります。
私は去年からボーダー予想を控えています。
不安なみなさんに対して、「◯◯点の方は希望を持ちましょう」というお声がけは行っていますが、「◯◯点になるでしょう」という推測は述べていません。
第26回試験までボーダー予想を立てていました。
実際には私が受験した第24回試験から毎年ボーダー予想を明示してきました(第24回は某SNSにて)。
第24回は81点予想でぴったり当たり、その勢いで第25回試験では、試験前の予想を反する試験の難化具合から、70点~75点に収まると唱え続けました。
前代未聞の80点以下という予想に賛否両論の声が寄せられました。
「そんな低いはずがない」
「国家試験が5割基準(75点以下)を下回るなんてありえない」
このような意見も多数寄せられましたが、私の中では80点以下になるであろう確信があったのです。
そして蓋を開けてみれば、72点という史上初の最低水準の点でした。
合格発表直前には、「たとえボーダーが外れても、責めません」というお言葉もいただいていました。
合格発表後に開催した合格祝賀会の参加者からも「救われた」と直接声をかけていただき、それほど私の意表を突いた予想の反響があったことがうかがえました。
私の予想で救われて、希望を持てたという合格者の声を受けて、第26回も予想を続けました。
82±1点
これまでと同じ算出法でした。
しかし、蓋を開けてみれば84点という予想を上回る点でした。
過去の2年間は当たったものの、予想を外してしまったことで、当てることの難しさを再認識させられました。
合格発表日に、83点以下で不本意な結果に終わった方の気持ちを汲むと、自責の念が拭えませんでした。
以前、宅建講師で有名な日建学院のみやざき先生(毎年試験終了後にボーダー予想を立てられています)と合格祝賀会の後に飲み会を行った際に、ボーダー予想に対して、このような本音を漏らしておられました。
ボーダー予想が外れると、相当数の批判が寄せられる。
申し訳ないという気持ちはあるが、自分は予想家ではないから、完全に的中させることは難しい。
私はこの言葉を聴いて、プロの講師が塾生のサンプル結果をもとボーダーを立てても外れることがあるのに、私が個人の視点で安易に発信するのはどうかという思いが強くなりました。
2015年2月6日付で、赤マル福祉のツイートで下記のような文章がありました。
赤マル福祉では合格予想点は出しません。
確かに点数が良くなかった人にしてみれば合格予想点を出すことで少しでも気が楽になると思う。
だけど、合格発表の日に現実を突き付けられ、結果的に、より深く傷つけてしまうかもしれない。
だから不用意に合格予想点を出すことはできないのです。
私は第27回から予想を記事することを止めました。
そんな私だからこそできることは、合格を祈ること、願うことという結論に至りました。
合格点が何点になるのかの予想は本当に難しい。
今年に限っては例年とは傾向が異なるのでより立てづらいというのもあります。
昨年の例もあって、今年何点くらいになるのか予想が難しいというところもありますが、以上の理由から個人予想は控えさせていただいております。
とりわけ自己採点が80点台〜90点くらいの方々は合格発表まで不安がなかなか拭えないのではないかと想像しています。
合格発表日当日の正式解答によって自己採点より合格点が数点アップするという可能性は大いにありますし、毎年自己採点より合格点の方が上なのに受かったという声も寄せられているので、結果は最後まで分かりません(第28回のように不適切問題が2問あって88点という結果もあります)。
合格の可能性があるみなさんに向けて、少しでも不安な心が和らげるような記事を心がけて発信してまいります。