社会福祉士試験取得の次に目指す資格として今回紹介するのは『心理相談員』です。
心理相談員とは、厚生労働省が推進するトータルヘルスプロモーションプラン(THP)のメンタルケアスタッフの一員として指定されていて、ストレス過多の現代社会で働く人々の健康作りのために、活躍を期待されています。
平成25年4月よりカリキュラムがより実践的に改定されました。
精神保健福祉士やメンタルヘルス・マネジメント検定のカリキュラムに共通しているところが多々あります。
私は2012年10月中旬に都内で連続3日間にわたって行われた心理相談員研修に参加して、登録申請を行ってきました。
東京会場の他、大阪、愛知、広島、福岡等の会場で開催されています。
この資格は産業カウンセラーや精神対話士のように、一定の期間が経ったら登録の有効期限が切れてしまいます。
私が登録した2012年10月には、5年毎の更新期間と、更新に必要な所定の単位を取得(10単位)する必要がありましたが、2013年以降は3年に一度の更新期間に変わり、6単位必須になりました。
更新のために、研修や学会等に参加して所定の単位を習得する必要があります。
私は2014年12月に更新のための研修に行ってきました。
講義の内容もそうですが、同じ資格取得者との交流が醍醐味でもありました。
協会では、右下記画像のチラシのように、メンタルヘルスに関する多彩な研修が数多く用意されています。
春夏秋冬ごとに、機関誌の「心とからだのオアシス(無料)」が送付されてくるので、最新のメンタルヘルスに関する法律や、職場でのコミュニケーション法、自律訓練法などのストレスコーピングについて詳しく解説されています。
※2016年に受講したストレスチェック講習も同会場でした。
私は、カリキュラムにあるカウンセリング技法を実演できることと、心理相談員としての事例検討に参加できることに意義を感じたため、参加しました。
前々から述べているように、私は12年以上個人で相談活動を続けていて、最近活動の幅を広げている最中だったため、専門性を培って、他受講生と意見交換することで、視野を広めたいという思いがありました。
研修の受講資格として、私が取得していた社会福祉士資格が該当しました。
実際に、参加してみて、とても有意義な3日間でした。
大企業の心理相談担当者、保健師、大学教授などメンタルヘルスに精通している現場の方々が講義を担当してくださり、机上の空論ではない実践に基づいた声を聴かせていただきました。
参加者は、北海道から九州まで、全国津々浦々から集まっていて、保健師、看護師、産業カウンセラー資格を取得されている方、メンタルヘルスとは関係がない技術職の方、労働局の方など、様々な社会経験を持つ志高い人間の集合体でした。
会社から命令されて取りに来た方、産業カウンセラー、キャリアコンサルタントを取得していて、更に視野を広めるため、自己研鑽のためなど、様々な動機を持っていましたが、私が働いている職場では決して出会えない世界の方々でした。
この研修で知り合った社労士兼キャリアコンサルタントの方とは今でも交流があり、いつもその背中から学ばせていただいております。
2017年度のスケジュールは公式ホームページで公開済みなので、ぜひご覧になってみてください。