精神・社会福祉士試験に挑まれてきた受験生のみなさんから寄せられた生声の中で、「子ども達と一緒に受験勉強を頑張ってきました」という印象的なエピソードを何回か耳にしたことがあります。
「高校・大学入試の時期は精神・社会福祉士試験と重なるので、家族で切磋琢磨しながら続けてこられた」と振り返る合格者の声が毎年聴かれます。
孤独な受験ではなくて、ともに未来に進むために合格を目指す仲間が家族の中にいると、勉強にも力が入るものですよね。
今回は、私が今までに読んだことがある難関大学や難関資格に合格するまでのプロセスやメソッドを取り上げた書籍を紹介いたします。
親の立場から日々どのように子どもと接して学力を向上させてきたのかという家庭生活を垣間見ることも出来て、生活と学びの場が密着している様子がうかがえました。
中には、当事者である子ども目線で書かれている作品もあり、家族と向き合う上で大切な要素も学ばせてもらえます。
1.お金・学歴・海外経験 3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話
お金・学歴・海外経験 3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話
- 作者: タエ
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2014/10/07
- メディア: 単行本
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内容
お金ナシ・学歴ナシ・海外経験ナシ。大阪にいるごく普通の主婦である著者が、3歳直前から英語育児を始め、子どもは英語ペラペラに。小5でTOEIC920点、小6で英検1級合格。
英語育児の王道と言われる高額教材を使わず、プリスクール(英語幼稚園)やインターナショナルスクール(英語小学校)にも通わせずに、なぜうまくいったのか。誰でもできる英語育児のハウツー本。
筆者について
1969年生まれ。大阪府出身。高校卒(美術科)。大阪一ポジティブな専業主婦(自称)。たまにパート。日常生活で英語を話す機会も必要もなし。世帯年収は500万円くらい。英語は嫌いではなかったけれど、とにかく勉強をしなかったので、高校時代にはテストで3点をとってしまったほど英語ができない。「とにかく賢い子に育てたい」「英語が話せたら将来の可能性が広がるかもしれない」との考えから、日本語の理解が深まってきた3歳直前に英語育児をスタート。
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2.ダメ親と呼ばれても学年ビリの3人の子を信じてどん底家族を再生させた母の話
ダメ親と呼ばれても学年ビリの3人の子を信じてどん底家族を再生させた母の話
- 作者: ああちゃん,さやか(ビリギャル)
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2015/02/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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内容
2014年度新風賞を受賞し、有村架純さん主演で映画にもなった感動の大ベストセラー小説『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(坪田信貴 著/略称ビリギャル/2014年度オリコン・ベストセラー総合5位)の主人公であるビリギャルさやかさんとその母ああちゃんが共同執筆した(メイン著者はああちゃん)、もうひとつのビリギャルと言える感動ノンフィクション小説が登場!
偏差値30から慶應義塾大学に現役合格した姉(さやか)、父親のスパルタ教育のせいで思春期に自暴自棄になってから立ち直った弟(長男)、不登校状態から上智大学に合格した妹など――いま話題のビリギャル家族のすべてがわかる、何度も泣ける、本当にあった物語。
不遇を極めた祖母(そぼ)、母、娘(さやか)と受けつがれた「折れない心」。
その心は、どん底の家庭環境のなか、どのように伝えられたのでしょうか?
「親族になけなしの金を生涯むしられた自分の母に、幸せな家庭を見せたい」――そう願ってああちゃんが始めた夫婦生活は、すぐに冷え切り、怒声が飛び交う家に。そんななか、ああちゃんは改心し、全く新しい子育てを始めます――
爆発的ながんばりを、あなたの子どもからも引き出せる、感動的な気づきを満載した内容です。
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3.受験は母親が9割 灘→東大理Ⅲに3兄弟が合格!
メディアにもご意見番として度々登場して、その子育て論が賛否両論に分かれた佐藤ママの教育本です。
この春には三人の息子に加えて、長女も東大理Ⅲに合格させたことで最注目されています。
内容
親がしっかりサポートすればどんな子も東大に合格できる!
3人の息子を灘中・高校から東大理Ⅲ合格に導いた母が、合格メソッドをおしみなく公開。
息子たちによるコメントやツッコミも満載で、受験生を抱える親必読。
筆者について
佐藤 亮子(さとう・りょうこ)
奈良県在住。主婦。
津田塾大学卒業後、大分県内の私立高校で英語教師として2年間教壇に立つ。その後結婚し、長男、次男、三男、長女の順で3男1女を出産。
長男・次男・三男の3兄弟が全員、名門私立の灘中・高等学校に進学。3人それぞれが体育系のクラブに所属し青春を謳歌、ガリ勉とは無縁の学生生活を送る。高校では塾に通いつつも、高3の夏からようやく本格的な受験勉強を始めた。
その後、3人とも日本最難関として有名な東京大学理科III類(通称「東大理III」)に合格。「灘&東大理III3兄弟」という快挙を達成する。
その秀才を育てる子育てノウハウや家庭の教育方針などがメディアにも注目され、「女性自身」(光文社)「週刊朝日」(朝日新聞出版)などでインタビュー記事が掲載される。また、親御さん向けの講演なども行ったこともある。今、最も注目されるお母さんの一人。
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4.強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話
強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話 (一般書)
- 作者: 宝槻泰伸
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2014/08/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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長男の目線から描かれています。
内容
家庭教育に心血を注いだ、ある強烈なオヤジと家族の物語。わが子を育てるために、良い学校や良い塾を選んだり、海外で育てたり…「わが子に合う学習環境はどこに?」と普通の人なら考えるが、このオヤジはついに、「自分の子どもは自分の力で育てる!」というモットーを貫き通す!
《教科書はマンガとテレビ》《子どもと一緒に遊ぶ》《自分の友だちを子どもに紹介する》《何も教えない!》など、目からウロコが落ちまくる家庭教育論としても最適の書!
筆者について
強烈なオヤジの教育から、高校退学〜大検取得〜京大進学という特異な経歴を持つ。大学在学中に参加した塾で、生徒の心に火を付ける大切さを学ぶ。大学卒業後すぐに起業し、2年間高校で特別講師として教壇に立つ。職業訓練校では、主婦やシニアに社会人基礎力を教える講座が好評を得て、20拠点で実施。また、東京の4つの図書館と連携して高校生が社会人と一緒に仕事について学べる仕組みをつくりつつ、企業研修・教員研修の講師も務める。これらの経験を踏まえて、“探究型の学び"を子どもに伝えようと故郷・東京都三鷹市で塾を開校。3年目を迎えた現在、3教室で約200名の生徒が通う塾に。3児の父。
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