社会福祉士国家試験「今年こそは絶対合格計画」

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「過去問を丸暗記しただけでは社福は受からない」と言えるのは失敗体験があるからです。


 

 

少し前に「過去問を丸暗記しただけでは社会福祉士試験は受からない」という言葉を放ったことを覚えていらっしゃるでしょうか。

 

なぜ私がそこまで強調しているのかと言えば、毎年試験傾向を分析しているというのも理由の一つではありますが、そもそも私自身が過去問を丸暗記したつもりで受験して不合格に遭っているという実体験が根幹にあります。

 

 

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私がそれで失敗した試験の名は「宅地建物取引士」です。

 

通称宅建、法律の登竜門資格と言われているこの試験は、社会福祉士試験と難易度を比較されることもしばしばある国家試験です。

 

私はこの資格試験を独学で挑みましたが、2年連続悔し涙を味わっています。

 

3度目の正直、それは社会福祉士試験を受ける2ヶ月前のことです。

 

絶対合格ブログでは、私の宅建受験失敗談は年間通して何度も開示していますが、それだけ勉強法の原点になっている濃い歴史があるからです。


前述したように、宅建の難易度は法律の入門資格として位置付られていて、「独学でも半年あれば合格できる」という情報をネットや合格者の声から複数耳にしていました。

 

この「楽勝で受かる」という誤った見立てを持ったことで、まさか3年もの月日を費やすことになるとは学習開始当時夢にも描いていませんでした。


宅建の合格率は毎回17%前後で、これまで10%の漢検準1級に合格することが叶った自分から見れば、「イケるだろう」と高をくくっていました。

 

 

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それまでに合格してきた漢検、英検、秘書検と言った三大検定試験で培った、「過去問暗記式で全分野回せば受かる」という経験則から、宅建のテキストと過去問の二冊をゲットして学習を開始することにしました。

 

平成29年版 楽学宅建士 基本書 (楽学宅建士シリーズ)

平成29年版 楽学宅建士 基本書 (楽学宅建士シリーズ)

 
楽学宅建士過去問題集〈平成28年版〉

楽学宅建士過去問題集〈平成28年版〉

 

 



いざテキストを開いて宅建の全体像を眺めると、あまりにもの範囲の広さに唖然としました。

その時の私の表情はまさにこんな感じです↓

 

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民法、税法、宅建業法、建築基準法など、新しく覚える項目ばかりで、未知なる宅建ワールドの洗礼に心が折れそうになりました。

 

根抵当権?

 

なんのこと?そもとも何て読むんだ?こんていとうけん?意味が分からない・・・・・・。

 

頭の中はプチパニック状態です。

漢検二級と準一級を取得している知識が通用しないことを初っぱなから痛感しました。


そんな気後れしている私には「漢検準一級に受かった」意地があったため、受からないわけがないと自己暗示をかけて奮い立たせました。

 


初めて漢検準1級の過去問を開いた時も、常用外漢字や表外漢字のオンパレードで、とてもじゃないけれども合格ラインである8割など取れるはずがないと戦慄を覚えたもののですが、最終的には成し遂げることができたわけです。

 


その経験が心が折れそうになる私を鼓舞してくれました。

 

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そうは言っても精神論だけでは学習は捗りません。

 

目の前の現実は、まるであまりにも広大な砂漠に迷い込んでしまったかのようにどうこからどう手をつけたら良いのか途方に暮れてしまいました。


これは基本書や過去問を開く以前の問題として、宅建全体像を把握してからでないと、とてもではないけれどスタートを切れそうになかったため、基礎の基礎として「マンガで覚える宅建」を購入しました。

 

うかる!  マンガ宅建士入門 2017年度版

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結局、一年目の試験日までに私が行った勉強法は、6割がマンガを眺めて、残りの4割で過去問を一週回した勉強量でした。


過去問の解き方は一度やってみたらそこで終了で、復習は封印していました。

当時の自分には、「分かったつもり」になって次に進まないと、とても全科目をこなせるような余裕がありませんでした。


この時の私は理解うんぬんより、「とにかく全分野を回し終われば、後は記憶力がなんとかしてくれるだろう」というお粗末な考えでした。

 

そんな付け焼き刃な状態で本番を迎えましたが、試験問題を目にするまで、「ギリギリ合格できるだろう」という浅はかな自信が残っていました。

 

「法律系の国家試験で一番簡単と言われている宅建レベルならば、過去問を一周すれば十分受かる」という舐めた見立てを最後の最後まで持ち続けていたのです。

 

しかし、試験問題を開いた次に瞬間、一瞬にして現実の厳しさを痛感して自分が間違っていたことを突きつけられることになるのです。

 

問題と答えが全く分からない

 

 

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日本語で書かれている日本の資格試験であることが前提なのに、問題の意味そのものが理解出来ず、選択肢それぞれを比べれば比べるほど迷宮入りして行くような感覚です。

 

「おっ!この問題は過去問で見たことがある」

 

という発見は皆無だったのは言うまでもありません。

 

自己採点の結果は壊滅的で、合格点からはほど遠い数字が残りました。

 

敗因は単純明解です。

 

「圧倒的に勉強不足」「圧倒的に理解不足」という圧倒的勉理(べんり)不足から生じた必然的な結果でした。

 

知識がないから出題の意図や言葉の意味を理解することが出来ないのは至極当然なわけです。

 

「知っている」「見たことがある」「分かる」という感覚は、知識が蓄積しているからこそ芽生えるもので、私は過去問を1回解いただけで「分かったつもり」になっていただけなのです。

 

漢検や秘書検はひたすら過去問を丸暗記することで、全く同じ出題が続いて得点をつかめましたが、国家試験のような思考型出題が相手になると、通用しなくなることを身を持って知りました。

 

ましてはたった1周程度の学習量では、合格レベルに到達出来るストックが用意されているはずがありませんでした。

 

こうして自分の無知と無力さを味わったことから、「ただ過去問を丸暗記するだけでは受からない」と言う現実の厳しさを体感することになったのです。

 

 

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