資格試験というものは、合否基準が存在する以上、合格と不合格の二通りに分かれます。
一回でパスする者もいれば、再三に渡ってチャレンジした後に結果を出される方もいます。
過去5年間の社会福祉士試験合格者の声の中でも、
6回目にして受かった!
という声や、
10回以上受け続けて念願の合格を果たされた!
という方もいらっしゃいました。
そのような多年受験を経験された方の生声は特に心に響くものがありました。
歴代の合格者はその瞬間まで前途多難な時間を過ごしてこられました。
周りの人間は先に合格して、自分だけ置いてきぼりにされた劣等感や焦燥感。
何回もチャレンジし続けることに必ずしも好意的に受け取ってくれない身内の眼差し。
何回も不合格を突きつけられて、もう自分には受からないのかもしれないという絶望感。
とことん自分と対峙する時間を過ごされていたようです。
そういう葛藤や挫折感を乗り越えて、合格を掴み取った後の喜びはひとしおでした。
周りの反応も打って変わって、お祝いムードになったようでした。
諦めないこと、自分を信じ続けることで一つの形を残せたその背中は、遅咲きかもしれないけれども、希望に満ちていました。
今までがうまくいかなかったとしても、諦めなければチャンスが到来することを教わります。
今では絶対合格ファミリーとして、私を支えてくださっている戦友の合格者もいらっしゃいます。
この記事をご覧になっているみなさんの力も必要としています。
遅咲きの春でも、開花の瞬間は一際美しいです。
挫折を乗り越えられた人間だからこそ広がる世界がその先にあります。
「諦める」という選択肢を選ばなかった勇敢なみなさんとともに、私も合格の瞬間までずっと傍に居させていただきたいと思います。