統合失調症などの精神疾患の当事者を持つ家族会というと、親や兄弟の立場での参加が多いというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
2013年に「子」の立場から悩みを共有したり情報交換する場を神奈川県で立ち上げた方がいらっしゃいます。
加藤枝里さん、26歳で精神保健福祉士の資格を取得されています。
月に1回かながわ県民センターで開催されており、20代から30代までの若い年齢層の方々が参加されているようです。
加藤さんの実母が統合失調症を患っていて、就活の面接で、そのことを理由に不採用になったことが立ち上げの大きなきっかけになったそうです。
加藤さんの最終的な目標は何十年かかっても、このような会がなくなることだそうです。改めて場を設けなくても集まれる関係が築ける世の中になればいいと話されています。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
公益財団法人全国精神保健福祉連合会の家族会の取り組みにおいても、子の立場の勉強会という機会は、東京と大阪のみで開かれていたようです。
加藤さんのような活動が取り上げられることで、潜在的にニーズを持っている方々が集えるような場が広がることを願います。