過去問学習に一区切りがついた後、本番直前期までにオススメしたい勉強法としては、本番形式の150問にトライすることです。
中央法規等で実施している公開模擬試験や、市販の模擬問題集もその具体的な方法です。
私として推奨したいのは、前年度の試験問題を全問チャレンジしてみることを推奨します。
最新の試験では、前年度を踏襲した類似問題が出題される可能性が高いからです。
分野別問題集にも第30回社会福祉士試験や第20回精神保健福祉士試験の出題は複数掲載していますが、バラではなくて、まとまった形式でトライしてみることをオススメします。
試験センターのサイトには本試験が科目別に全問載っているので活用してみてください。
実際に150問を通しで全部解いてみると、これまで分野別で培ってきた勉強法の成果がその場で分かります。
私の場合は、試験の4日前に第23回(前年度)の問題を初めて順に解いてみたところ、共通科目の時点で惨敗だったので、いかに自分の勉強が浅薄だったのかを思い知らされました。
全体の4割くらいしか解けていなかったのです。しかも0点科目1つのおまけつきときました。
ショック療法でしたが、自分の実力を客観視するためには効果がありました。
分野別問題集を解いただけで本番に臨んでしまうと、全体を通してどの程度のレベルがあるのか、自分の実力を本番で発揮できるのかを計測しにくい危険性があることを身をもって知りました。
また、本番形式に慣れるための予行練習にもなりますので、余裕があれば時間を計って取り組んでみてください。
本番ではいかに平常心で臨めるかが掛かってくるので、事前にトレーニングを経験することで、他の受験生よりも心理的にアドバンテージを得られます。
事前に自分の地力を確認するのは怖い作業ですが、現実と向き合うことで絶対合格のために弱点補強に取り組めるメリットがあるので、どうか逃げないでトライしていただきたいです。
分野別で反復学習を徹底した上に、本番形式を一通り解いてみることで、本番で地力を活かせると思います。