今日から8月、社会福祉士試験に留まらず、近年の国家試験は難化傾向にあることは、以前から取り上げてきました。
近年の社会福祉士試験傾向の3ポイントは下記の通りです。
・問題文から何を問われているのか判断できる読解力と瞬発力が求められている
・難しい問題とシンプルな問題が散りばめられている。第26回〜30回までは基礎知識を求めている出題が多い
・現場実践型の出題が増えている
このような傾向が共通しています。
これは、現場の専門職に求められる素質として、柔軟な思考を持ち、状況把握をし、適切なサービスや関連機関につなぐことができるを持つ人間であることが浮き彫りになっているのかもしれません。
合格点が90点(6割超)を上回り、試験が難化しているからと聴いて戦々恐々とならなくとも大丈夫です。
自分が信じた問題集やテキストを反復学習することをベースに、福祉ニュースに関心を広めたり、読書等から読解力を深めることで応用力が身についていきます。
第25回試験以降から生まれた「正しいものを二つ選べ問題」にしても、求められているのは確実な知識です。
制限時間というプレッシャーの中、蓄えた知識を的確に取捨選択できるかの分かれ道は基本の基を理解しているのかです。出題者の意図をくみ取りながら、全150問をぶっ通しで解き続けるのは相当な集中力を要しますが、全力を尽くした者に結果はついてきます。
難しく考えることはなくて、ポイントは、いかに心が折れずに、気持ちを切り替えてオーソドックスな問題を取りこぼさないかにかかっています。