私待つわ、いつまでも待つわ。
あらタイゴウくん、フクロウさんがまた遊びに来てくれるのを楽しみに待っているのかしら。
ボクが待っているのは、タイゴウチルドレンのSOSの声だよ。
9月1日前後は新学期の到来とともに、18歳以下の自死の数が最多になるんだって。
それで、子ども達の不安を受け止めようとしているのね。
2年前に開設したタイゴウダイアル「894」にかけてきてくれるのをひたすら待っていたというわけさ。
まだ開通していたのね。
でも糸電話だから、子ども達の声をキャッチするのは構造的に不可能よね。
だから、この2年一度たりとも着信がないわけかぁ。
こうなったら、夜廻り猫みたいに街ナカをパトロールするしかないか。
第21回手塚治虫文化賞短編賞を受賞した8コママンガの「夜廻り猫」ね。
「泣いてる子はいね〜が〜」と暗闇の夜道を回りながら、心の涙を流している人間達のもとに駆けつける活動を続けている猫様なんだよ。
夏休み明けの学生エピソードもあるよ。
私達の存在で1%でも温かみを感じてもらえるのならば、もっと活動を広げていきたいわね。