社会人学生の場合、進路選びの際に、社会福祉士か精神保健福祉士取得コースを選ぶかで悩まれる方はそれなりにいらっしゃると思います。
私の場合は、職に関する産業カウンセラーを受講しようか社会福祉士を目指そうか迷ったものでした。
最初は産業カウンセラーを申し込んだのですが、その後の進路の関係から変更して社会福祉士取得のための大学に進学することになったのです。
そして、今回お話しするのは、臨床心理士を選ぶか、精神保健福祉士を選ぶかで進路を検討されている方のために、参考になる情報です。
臨床心理士か精神保健福祉士で迷っているあなたへ。私が臨床心理士でなく精神保健福祉士を選んだ5つの理由
サイトの筆者は心理学専攻の大学を卒業した後に、そのまま院に進んで臨床心理士取得を目指されるか精神保健福祉士に切り替えるかを検討されたようです。
そして、精神保健福祉士を選ばれたわけですが、その理由を5つにまとめておられます。
私が注目したのは、「求人倍数」と「学費」です。
2014年2月の時点で求人サイト「Indeed.com」で臨床心理士と精神保健福祉士とでそれぞれ検索したところ、
東京では約2.5倍、大阪では約4.3倍精神保健福祉士の求人の方があったようです。
最新情報として2018年9月24日時点で、同じように私が「Indeed.com」にて求人数を調べたところ、
臨床心理士 東京 571件
精神保健福祉士 東京 2144件
臨床心理士 大阪 148件
精神保健福祉士 大阪 948件
という結果でした。
※参照 2015年10月24日時点
臨床心理士 東京 174件
精神保健福祉士 東京 721件
臨床心理士 大阪 61件
精神保健福祉士 大阪 287件
ご覧の通り、4年前と比較すると3倍以上精神保健福祉士の求人は増加しています。
非正規雇用採用という点から対比すると、臨床心理士の方が精神保健福祉士よりも多いかもしれません。
上記の数字の内訳は雇用形態や仕事内容もまちまちですが、求人数の多寡というものも進路選びには重要なポイントです。
次に学費についてですが、上記のサイトからの引用になります。
必要時間=大学院2年+試験までの半年の合計2年半
学費=大学院2年間。例えば母校の立命館大学の場合、2年間で211万の学費がかかる。
必要時間=1年間(国家試験を受けるのが翌年1月なので実質9ヶ月)
学費=各養成校によるが100万~150万の間
精神保健福祉士に関しては、一般か短期か、通学か、通信かによって期間や費用は分かれてきます。
また、社会福祉士資格取得後、実務経験有の短期養成機関進学ならば、実習も免除になり、更に費用は抑えられます(私はそのルートでした)。
最近では更なる活躍の場を広げるためと専門性を培うために、社会福祉士取得後に精神保健福祉士取得を志している方が増えているような印象を受けます。
資格取得までにかかる費用と期間、そして卒業後の進路など、総合的に勘案しながら取捨選択したいものですよね。
臨床心理士か精神保健福祉士で迷っているあなたへ。私が臨床心理士でなく精神保健福祉士を選んだ5つの理由のサイトでは、更に臨床心理士と精神保健福祉士を対比した考察が書かれておりますので、興味がある方はぜひご覧ください。
参照他サイト