今回は、私が受験した第24回社会福祉士国家試験の試験終了後から合格発表日までの流れを振り返ってみました。
試験が終わった後、Twitter、mixi、某巨大掲示板等では、割問、不適切問題の是非、ボーダー予想論が激しく展開されます。
社会福祉士試験の場合、宅建試験のように各資格学校毎のボーダー予想というものはほとんどないのですが、講師個人が全体の難易度から見て推定点を立てています。
また、赤マル福祉の試験終了後自己採点サンプルから毎年合格点を予想するというのが通例になっています。
絶対合格ブログでも毎年自己採点投票を用意しているので、サンプルデータとしたは参考になります。
実際の合格点より高めに発表している年が多いので、ボーダー予想の範囲内に位置する受験生にとっては、合格発表までの約45日間は、底知れぬ不安がつきまといます。
社会福祉士は全体で合格水準を超えていても、1科目でも0点があれば、足切りとなり、不合格なので、割問、不適切問題の有無は死活問題なわけです。
合格発表までが実に長いので、ネット上に相次ぐ心無い煽りや噂をまともに受けてしまうと、心が折れそうになってしまいます。
私は宅建試験の反省から、マークミスの不安だけは残さないように、留意していたのですが、今回は違う不安が残りました。
マークシートの余白に、鉛筆で、薄く解いていない問題の数字を書いておいたのを、すっかり消し忘れてしまったかもしれない凡ミスの可能性が残ったのです。
蓋を開けて見れば、杞憂だったのですが、合格発表までは、見えない不安がどうしても残ってしまったのです。
私の経験から、マークミスや自己採点ミスを気にする人間ほど、実際は大丈夫であることの方が多いように感じます。
第25回試験以降は、二つ選べ問題のマークを一つしかしなかったと悔やんでいる方が毎年のようにいるので、細心の注意を払って臨んでくださいね。
そして、難化していると言われている回は、やはり合格ラインが低めである可能性が高いです。
第24回社会福祉士試験も、「難しかった」という感想が相次いで聞こえました。
結果は、150点中81点という低水準の合格ラインでした。
そしてあれだけ問題視されていた不適切問題は一切ありませんでした。
ああだこうだ議論が生まれても、試験というものは、合格発表その瞬間まで真実は分からないことです。
果たして、平成30年度第31回社会福祉士本試験はどのようなドラマが待っているでしょうか。