絶対合格ブログをご覧の方の中には、何らかの試験に落ちてしまい、未だに気持ちが切り替えられないまま思い悩んでいる方が少なくはないかもしれません。
自分なりに受験モードで準備してきたのに、不合格になってしまった時のショックや悔しさは、筆舌に尽くし難いものですよね。
私もかつて何度も体験しているので、そのやり場のない気持ちはよくわかります。
またやり直ししなければならないと思うと、いっそのこともうドロップアウトしたくなる方もいらっしゃるでしょう。
合格しないと生活していけないくらい切羽詰まっていないのならば、諦めて別の道を探すのも賢明な生き方です。
私は一度だけ受験してみたり、テキストを買ってさわりの程度だけ勉強して諦めた資格も多数ありましたが、その理由は、「自分に向いている」「絶対に合格したい」と感じなかったからです。
私が漢検準1級を「あと1点」で不合格になった忘れもしない22歳の出来事です。
その結果を目の当たりにした時、ショックのあまり体に異変が生じてしまい、その場から動けなくなりました。
脳裏によぎったのは、「死」の一文字でした。
親に介抱されながら、病院の緊急外来で受診してもらいましたが、「極度の精神的ストレスによるもの」と診断されました。
合格に賭けていた分、反動が凄かったことを身を持って実感しました。
立ち直るのに1週間以上はかかりましたが、私は再び受検を決意しました。
一通り凹んだ後に、「なんとしても合格したい」というあの原点が蘇ったからです。
私の漢検受検と比較できるものではない、自分の人生が掛かっているから比べないでくれと感じられたとしたら、そこに進むべき道の答えが出ていますよね。
もしも不合格になってしまった後に、未練が残っているようならば、あと一回だけという形でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
資格試験は一部のものを除いて、何回でもやり直しが利くのがメリットでもあります。
不合格に遭ったからといって、自分の人間的価値が下がってしまったわけではありません。
少しでも「次こそは」という気持ちが残っているのならば、ここで目を背けて現実逃避してしまったら、後悔が残るのではないでしょうか。
周囲は合格し、自分だけが取り残されてしまった孤独感や、資格を取って意義があるのかという自問自答を繰り返している方にとっても、「合格」を手にしてから悩むのでも遅くはありません。