勉強が嫌になる要因の一つとして、「仕事や学業が忙しくなって、手をつける余裕がなくなること」が挙げられます。
試験日である2月上旬は、年度末に差し掛かるため、まさに繁忙期です。
多忙を理由に、
忙しくてなかなか勉強をする時間がないから、後回しでいいや。
来年また受ければいいや。
このように「忙しいこと」を逃げの理由にしてしまうと、合格そのものが離れていってしまいます。
来年もまた同じことの繰り返しで、不合格になってしまう危険性が残されます。
忙しいのは、他の受験生の方も同じなのです。
みんな時間を捻出して勉強に励んでいます。
忙しさを理由に逃避しないようにするためには、合格を勝ち取った後に、自分が「かくありたい」ビジョンが鮮明な人ほど、勉強との両立が上手です。
私の卒業した大学は、新卒の合格率が6割弱でしたが、学生の大半が社会人または主婦兼でした。
スクリーングでお会いした時も、「忙しい」を理由に、受験を頓挫している人は皆無で、真剣に取り組んでいました。
「忙しい」を理由に、勉強が億劫になってしまって方は、どこかで、負のスパイラルを断ち切る必要があります。
なぜならばこれから受験日当日までますます忙しさが増すことが想定されるからです。
忙しいとは「心」を「亡くす」と書き、まさに心の余裕がなくなっている状態のことを示しますが、福祉の仕事は対人援助が基本になっていることから、「心」の持ち方が常に問われる仕事でもあります。
忙しいの反対語は「暇」という言葉になりますが、忙しい受験生よりも、暇な受験生という状態の方が違和感を覚えないでしょうか。
忙しいという状態を自然な形と受け止めて、仕事に、家事に、育児に、学業にマルチタスクにこなしているからこそ、合格を成し遂げた後の喜びが格別なものになるに違いない。
ワクワクしながら受験に取り組めるようになると脳への浸透率が変わってくるかもしれません。
イメージングした以上の喜びが来春みなさんのもとに訪れるはずです。