相棒に決めた問題集ですが、何度も繰り返して覚えているうちに、問題と答えをセットで覚えてしまって、本当に覚えられているかどうかの自信がないんです。
勉強法を変えた方が良いのでしょうか?
この時期になると受験生の間で聴こえてくる悩みの一つです。
勉強法を変えるかどうかの是非については、極力今までのやり方を変えないことをオススメしています。
なぜならば、その質問が学習初期段階ならともかく、そのような不安を抱えている方の多くは、既に相当量の反復学習を積んでいらっしゃるからです。
人によっては、5周、10周以上、毎日3時間以上かけて、2018年(人によってはそれ以前)から築き上げてきた学習歴があることを教えてもらえます。
試験に対応出来るような基礎体力は着実に身について来ているように推測させられます。
さて、覚えられているかどうかの不安や焦りを解消する方法ですが、「なぜ?」を一問一答のように自分の頭で答えられるようになっているかどうかが理解できているかどうかの確認方法の一つです。
模範解答とまるっきり同じ解答でなくとも、キーワードを拾い上げて理由を答えられれば、頭にインプットされている証です。
私自身、これまで30ほどの資格試験を受けてきましたが、この「なぜ?」一問一答自問自答法をベースにして、丸暗記ではない勉強法を試みてきました。
新しいテキストや問題集に着手してペースを変更するよりも、今までのやり方で、確認を工夫してみることで、より知識が確実で呼吸が乱れずに最後まで決戦の舞台に駆け登ることが出来るでしょう。
不安な時は現状を打開すべくジタバタもがきたくなるものですが、あがいているうちに、自分のペースでこれまで続けてきたやり方がベストだと気付かされるものです。
勝利の自分を描きながら、最後まで取り組みましょうね。