もしも本番で見たことのない問題が出題されたら、どうしよう。
もしも問題集で覚えた問題とは違うものがたくさん出題されたら、どうしよう。
もしも苦手分野で解けない問題が連続で出されたら、どうしよう。
もしも一つでも0点科目が出てしまったら、どうしよう。
本試験が近づくにつれて、「ifストーリー」を想像されて戦々恐々とされている方に向けての記事です。
一年に一回しかない勝負のプレッシャー、周囲の期待、進路の絡みなどから自分を追い込んでいらっしゃる方も少なくはないでしょう。
その気持ちは痛いほどよく分かります。
私自身も受験当時に、会社のほぼ全員が受験のことを知っていましたし、実習のために会社を休むことで協力していただいたので、結果を出さなければならないプレッシャーに襲われていました。
合格点が絶対評価ではないために、見えない不安がないと言えば嘘でした。
しかしながら、「出ないお化け」という言葉があるように、蓋を開けてみれば、案外楽に進んで、想像の世界とは違っているケースが大半です。
試験問題は、未知の相手だけに、悪い風に妄想したら止まらなくなります。
みなさんには、これまで努力してきた蓄積があるのですから、たとえ冊子に何が書かれているか判らない国家試験だとしても、振り切れるはずです。
第30回までの歴史上、150点中の100点を取れれば合格ラインです。
極端な話、分からない問題が50問あっても、合格できる仕組みになっています。
100点以上になる可能性もありますが、それは試験の難易度に対して、受験生全体の出来がかなり良い場合です。
そして、そういう回はみなさん自身も手応えがある場合が多いのです。
案ずるよりも、産むが易し。
この試験は、これまで苦労されてきた人ほど、実際には、結果がしっかりついてくるようになっています。
もしも、想像していたよりも本番での手ごたえがあったならば。
その先に待っているのは、念願の合格と言う二文字です。
これだけ本気で合格を目指しているみなさんに解けないはずがありません。
私は日々努力されているみなさんの声を聴いていると、このような希望的観測ができます。
ブログをご覧の受験生がそうなるように、私もブログでエールを贈ってくださる歴代の先輩方も願い続けています。