今回は本番で絶対に犯してほしくないことの一つとして、
「マークミス」
について取扱います。
マークミスとは、自分が問題用紙にチェックしていた解答と、実際のマークシート採点結果がずれてしまうこと、自分がこれだと思っていた解答だけれども、マークシート上には違う選択を塗りつぶしてしまうことを言います。
受験に敏感になっているみなさんからすれば、
ありえない!!
そんな凡ミス絶対やらないし、むしろそんな当たり前の注意ができない人間なんて信じられないよ!
と、他人ごととして、呆れられているかもしれません。
しかしながら、現実的に、試験終了後に、マークミスによって不合格になってしまうかもしれない不安に苛まれ続けている受験者が多いのです。
社会福祉士試験だけではなくて、本当にかなりの方が毎回マークミスについて悩んでいるのです。
試しに、「マークミス」「不安」等のキーワードで検索してみください。
同じマークシート式の受験によって、いかに自分の解答に不安を抱えている方が少なくない実態が分かります。
毎年センター入試終了後には、マークミスについて扱った記事がアクセスランキングに急浮上するくらい閲覧数がにわかに増えるのですが、その数字からも受験生の心理が伝わってきます。
実際に私もそうでした。
ある国家試験を受けた後、合格発表まではマークミスの恐怖で眠れない日々が続きました。
蓋を開けてみれば、マークミスは一切なかったのですが、特に、ボーダーギリギリであったり、神経質・不安症の方は、試験終了後からマークミスの恐怖が付きまといます。
私も試験を終えるまでは、絶対に自分に限って、マークミス等しないという自信がありました。
ところが、試験中は問題を全部解くのに時間をかけすぎた影響で、問題を見直したり、一つ一つの解答をチェックする余裕がありませんでした。
問題用紙のチェックの仕方も、訂正を何度か繰り返していたため、本当にその答えを選んだのか分からなくなってしまった問題がいくつかったのです。
本番で焦りやイライラが募ると、冷静は判断力を見失いがちです。
私の場合は、マークミス以外でも、社会福祉士試験の際には、解答用紙の余白に鉛筆で下書きをしたまま、消し忘れてしまったかもしれないという不安が残ったものです。
平常心こそ大切になってきます。
ご存じ二つ選べ問題の登場もあり、みなさんは一つか二つかを識別しながら確実に塗りつぶす作業が課されます。
1点の差で運命が分かれるこの試験にとって、もしもマークミス・マークズレによって、0点科目が生じてしまったら、悔やんでも悔やみきれません。
問題を解く力があるのに、記入方法の錯誤で減点・失格になってしまっては、もったいなすぎます。
そうならないためにも、記入時は必ず問題用紙と照らし合わせる作業を怠らないでください。
特に、バラバラの科目で始める場合や、飛ばし飛ばしで記入される方は、要チェックです。
この試験は当たり前のことができる人間が受かる仕組みになっていますから、マークシートをしっかりと記入するという行為に集中してください。
第24~30回試験の中で、最後にチェックした時に解答ズレに気付いて、急いで修正した方もいたようです。
結果は合格だったらしいですが、もしも見直しせずにそのまま提出していたら・・・・・・と想像すると、冷や冷やものです。
幸いにも、これから受験するみなさんならば、マークミスを未然に防ぐことができます。
予防策を知っているかどうかで、合否が左右します。
私も宅建でのマークミスの恐怖体験から、社会福祉士試験本番では、絶対にマークミスで不安に陥らないようにしっかりとチェックしました。
ある意味、解答を選ぶ時よりも、マークする時の方が集中していたのかもしれません。
その結果、実際にマークミスは一つもありませんでした。
例えばマークミス1つによって99点か、マークミスなしで100点かで大きく合格の可能性は変わってきますから、本番はくれぐれも留意ください。