2021年度から改定する社会福祉士、精神保健福祉士養成課程変更点とその理由をまとめました。
- ポイント1 介護福祉士、精神保健福祉士資格取得者は社会福祉士養成課程の60時間が免除される
- ポイント2 「地域福祉と包括的支援体制(60時間)」の新設、司法と福祉の連携の促進に向けたカリキュラムの創設
- ポイント3 実習時間が現行の180時間から240時間へ増える
- ポイント4 社会福祉士と精神保健福祉士の養成課程の共通科目が11科目420時間だが、2021年度から13科目510時間まで拡充する。
ポイント1 介護福祉士、精神保健福祉士資格取得者は社会福祉士養成課程の60時間が免除される
社会福祉士の養成課程で必要な実習(240時間)を最大で60時間免除できるようになります。
社会福祉士の養成カリキュラムを見直す2021年度から免除を認めるそうです。
ポイント2 「地域福祉と包括的支援体制(60時間)」の新設、司法と福祉の連携の促進に向けたカリキュラムの創設
新たなカリキュラムでは様々な見直しとして、既存の「地域福祉の理論と方法」などをベースとした科目のようです。
地域共生社会の実現に向けて社会福祉士が担うべき役割を理解するほか、多機関の協働による包括的な相談支援体制の仕組みなどの知識を習得する内容です。
ポイント3 実習時間が現行の180時間から240時間へ増える
ソーシャルワーク機能の実践能力の向上につなげる狙いだそうです。
地域の多様な福祉ニーズや多職種・多機関の協働、社会資源の開発などの実態を現場で深く学べるよう、2ヵ所以上の施設で実習を行うこととされます。
ポイント4 社会福祉士と精神保健福祉士の養成課程の共通科目が11科目420時間だが、2021年度から13科目510時間まで拡充する。
なお、2024年度社会福祉士国家試験(第37回)精神保健福祉士試験(第27回)から試験問題に反映されるそうです。