5月10日までに公開された精神保健福祉士・社会福祉士関連のニュースをまとめました。
コロナ禍で活躍されている両福祉士の活動について触れられている内容が多いです。
- 「塀の中」も新型コロナ感染リスク 国内最大、東京拘置所の対策は
- 児相の夜間業務、神戸市見直し…委託先変え複数の福祉士で対応
- 専門家がコロナの不安を無料電話相談
- 地域とともに奮闘 緊急事態宣言、若手記者の1カ月
- 専門家に聞く 外出自粛とDVの関係性
「塀の中」も新型コロナ感染リスク 国内最大、東京拘置所の対策は
▽面会も限定
収容者と面会できるのは4月15日以降、原則、弁護士に限定した。さらに万全を期すため、収容者と向き合う面会室のアクリル板の下の通気孔は、飛沫(ひまつ)感染を防ぐためビニールでふさいだ。
幹部によると、重病で家族に会う必要がある人や、福祉的支援のための社会福祉士などの面会は例外的に認めており、5月11日までに32件あった。
児相の夜間業務、神戸市見直し…委託先変え複数の福祉士で対応
市は2005年からセンターの夜間業務を市内のNPO法人に委託していたが、今年2月、福祉資格を持たないNPO職員がインターホン越しに女児を追い返していたことが発覚した。
市は弁護士ら有識者による検討会で問題点を検証。この日、まとまった報告書では、委託相談員が窓口と電話の応対を1人で担当していたことについて「体制的に無理がある」と指摘があった。
これを受け、市は電話相談については社会福祉士や児童福祉司ら2人以上が対応し、来所者は全て児相職員が直接相談を受ける体制に改めることに決めた。
専門家がコロナの不安を無料電話相談
東京・足立区で新型コロナウイルスの影響から仕事や暮らしなどに不安を抱えている人に対して、無料の電話相談会が開かれました。
この相談会は新型コロナウイルスの影響であらゆる不安を抱えた人が気軽に相談できるよう弁護士や社会保険労務士、社会福祉士などさまざまな専門家によって行われました。
香川)県や高松市の社福協、生活困窮の学生に食料支援
新型コロナウイルスの影響は学生にも及び、アルバイトがなくなったり、仕送りが減ったりして生活に困窮しているといわれる。そんな学生たちを支援しようと、香川県内の社会福祉協議会が、県内の各大
などを対象に食料の無償提供にのりだした。
地域とともに奮闘 緊急事態宣言、若手記者の1カ月
外出の機会が減り、高齢者の心身機能が低下している―。そんな話を聞き、4月上旬、実際に困っているお年寄りを探した。
小樽市は人口10万人以上の道内都市で高齢化率が最も高い40%超だ。新型コロナウイルスは感染しなくても社会的に弱い立場の高齢者の心や体をむしばむ。実態を取材したかった。
だが無遠慮にお年寄りと会うことにためらいも感じた。高齢者施設への取材を断られることもあり、当事者の取材はできなかった。
そんな中、施設職員が切実な実情を教えてくれた。プール通いや介護予防教室など日常の刺激を外出自粛で失った高齢者が、うつ症状を患ったり、物忘れがひどくなったり。ある社会福祉士は「認知症が進み1人暮らしがままならなくなった人もいる」と言った。
教員、看護など実習見込み立たず コロナ影響 県内大学が対応に苦慮
山陽学園大(岡山市)でも、地域マネジメント学部の3年生が6月から予定する企業実習(300時間)は、開始のめどが立たないまま。新見公立大(新見市)は看護師や保育士、社会福祉士などの資格取得を目指す健康科学部全3学科に影響が出ており、担当者は「現状のままでは実現は相当厳しい。新たな受け入れ先探しを検討しないといけない」と打ち明ける。
専門家に聞く 外出自粛とDVの関係性
名城教授「関係性はないとは言えないと思ってまして、結局家にいる時間が長いということは家にとどまるストレスもありますし。家族と長い間いるということもストレスになると思います。」
こう話すのは精神保健福祉士として、長年、家庭内暴力問題に携わってきた沖縄大学の名城健二教授です。