6月14日18時15分追記
「ソーシャルワーク」とは何なのか。
一部の方にとってみれば愚問で常識的な投げかけに聴こえるかもしれませんし、改めてそう問われると、明確な答えが浮かばないという方もいるかもしれません。
Wikipediaでは、
ソーシャルワークとは、社会に対しては
①社会変革、
②社会開発、
③社会的結束を、個人に対しては
①エンパワメント、②解放を促進する実践を意味する。
また、その実践を発動・継続する根拠は
①社会正義、
②人権、
③集団的責任、
④多様性の尊重であり、その対象は、①社会の様々な構造、②実践を必要とする人々である。
とあります。
続いて、社会福祉士とソーシャルワーカーの違いについてと問われたとしたら、いかがでしょうか。
キャリアガーデンでは2つの違いを下記のようにまとめています。
双方を比較する際には、まずソーシャルワーカーという相談援助業務を手掛ける役職名があり、そのなかに、社会福祉士の国家資格をもった人もいる、というふうに考えると、わかりやすいかもしれません。
なぜこのような基本の基とも言えるような話題を出したのかと言うと、一ヶ月ほど前に記事にした「社会福祉士としてのあり方」を見つめ直すきっかけとなった藤田孝典氏の発言が起因しています。
そして、その後すぐにかんねこさんは、「ソーシャルワークとは何か」という問いに対して、福祉職に携わっていない方でも理解しやすいようにnoteにまとめられました。
前回の社会福祉士のあり方記事と同様に、今回もソーシャルワークの原点について学べる良記事なので参照いただければと思います。
実際のソーシャルワークの世界では、試験のように「正しいものを一つ選べ」という絶対的な問題解決法が定まっているわけではありません。
現場で活動されている方も自分なりの正義や使命感に駆られて取捨選択しながら支援を続けられていますが、こうして原点回帰をすることで、自分の感情や私欲に従って行動を起こしているのか、理論を基盤として行動しているのか、相手のニーズに沿ってアプローチしているのかを見つめ直す作業を欠かしてはいけないと私自身も痛感しています。
PS:かんねこさんが当記事をご覧いただき、温かいメッセージをくださいました。第32回試験合格者ということを教えていただき、拙ブログを受験前からチェックされていたこともうかがえて、ご縁を感じました。これからもかんねこさんのご活動から切磋琢磨できればと思っています。
ありがとうございます!ブログを拝読し,とても有益な情報発信をなさっているなと思っていました。特に受験生は大変助かるだろうなと思います。
— かんねこ@あなたの顧問弁護士(弁護士・社会福祉士 石橋靖己) (@kannekolaw) 2020年6月14日
新人ではありますが(ご推察のとおり,私は32回試験の合格者です),今後も少しずつ福祉についての考察を深めていきたいと思います。