社会福祉士国家試験「今年こそは絶対合格計画」

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  • 第35回社会福祉士国家試験・第25回精神保健福祉士国家試験合格体験談募集
  • 社会福祉士試験史上90点を超えたあの回は何があったのかについて。


     
    みなさんは社会福祉士試験歴史上で90点を超えた回をご存知でしょうか。
     
    殆どの方は3年前の第30回試験のことを想像されていると思われますが、実はそれ以前にも1回発生しているのです。
     
     
    その回の合格点は、


    91


    6割基準を突破していました。

     

    今から遡ること18年前の2003年、第15回試験時です。


    合格率は31.4%でした。

     

    試験開始以来最高水準の結果です。



    合格点を開示したのはこの15回以降なので、公開後初の90点でした(14回以前に90点台があったかどうかまでは私は存じていません)。


    合格率が30%を超えたのは第8回と第15回、第30回です。

     


    一体全体、この年に何があったのか?

     



    それほど問題の難易度が簡単すぎて、合格点が跳ね上がってしまったのか。

     

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    その答えは先日記事にも取り上げた不適切問題の多さです。


    第15回試験の合格発表日は平成15年3月31日でした。

    この年は33452人が受験して、9800人が合格しました。


    この時点では合格率は29.3%でした(その段階でも高いですが)。


    では、どうして合格点と合格率がそこまで増加したのでしょうか。


    不適切問題がなんと4問もあったのです。


    この数は試験結果詳細を公開した第15回以降歴代最多とも言えます。


    公的扶助論

    問25 正答なし
    問26 3及び4

    児童福祉論

    問104 正答なし
    問107 正答なし


    その結果全体の得点が上がって、90点を超える結果となりました。

    ソース:第15回社会福祉士及び介護福祉士国家試験の合格発表について



    更に衝撃は続きます。


    翌月の4月25日に追加合格者の発表があったのです。


    合格発表後に試験問題を見直した際に、なんと不適切問題が追加で3問も認められたのです。

    老人福祉論

    問81 正答なし
    問82 正答なし
    問83 1及び4


    2つは全員加点となり、1つは複数正解という扱いになりました。

    この処置によって、追加合格者が701名という結末になりました。


    計7問もの不適切問題が出てしまった回でした。


    合格基準点は変動のないものの、追加合格者によって合格率は31.4%になりました。

    ソース:第15回社会福祉士及び介護福祉士国家試験の合格発表(追加)について


    第31回試験のような追加合格は過去にも存在したのでした。

     

    第14回試験までは合格点及び正答の公開はなかったので、この出来事がきっかけになったように推測させられます。


    社会福祉士試験史上初(公開後)91点に終わった第15回にはこのような背景がありました。