社会福祉士国家試験「今年こそは絶対合格計画」

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第35回社会福祉士試験の在り方について日本社会福祉士会、日本ソーシャルワーク教育学校連盟が声明を上げました。


 

3月23日付で公益社団法人日本社会福祉士会会長が「社会福祉士国家試験の在り方に関する意見」を厚生労働省社会・援護局 福祉基盤課福祉人材確保対策室に提出されました。

 

(中略)

これまでの合格基準である総得点の60%程度の基準と比較しても10%以上の乖離が生じています。

公表された内容では、「問題の難易度で補正した」という記述のみであり、10%以上も補正した根拠が不明確であるため、恣意的に合格基準点を変更しているように受け止められます。

(中略)

つきましては、今後の試験実施にあたっては、大幅な難易度補正等により、受験生への混乱が生じることのないよう、試験問題の作問、合格基準等のご検討をお願いします。

社会福祉士国家試験の在り方に関する意見

 

 

また、3月22日付で、一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟会長が試験の在り方について下記のように談話しておられます。

 

3.今後の社会福祉士・精神保健福祉士国家試験の合格基準について


○ 本年1月、厚生労働省『社会福祉士国家試験の在り方に関する検討会』の報告
書が取りまとめられた。この報告書では、前回(平成 20 年)と同様、国家試験
の基本的性格について「いかなる分野に就労したとしても、ソーシャルワーク専
門職として必要不可欠な基本的な知識及び技能が備わっていることを確認・評価
するものであることを踏まえた上で、問題作成を行うことが望ましい。」と提言
している。換言すれば、「特定分野のマニアックな重箱の隅をつつくような出題
をしない」ということができよう。

○ 合格基準点が極めて高かった国家試験(特に第 30 回と第 34 回)では、この
報告書の提言内容を先取りし、いわゆる良問(特定分野に限らず必要不可欠な基
本的な知識を問う試験問題)が多く出題され、高得点となったことが考えられる。
○ 近年、養成校学生の就職活動において、社会福祉士や精神保健福祉士資格の
取得を前提とする採用内定が多くあり、国家試験不合格により内定が取り消され
るケースも生じている。国家試験の合格判定が慣例的かつ機械的な相対評価で不
合格者を多く出すことは、学生の不利益を助長することになりかねず、安定的な
福祉人材確保にも悪影響を与えている。
○ 社会福祉士国家試験の合格基準を設定するにあたっては、国家試験制度の信
頼性を担保する意味においても、検討会が指摘している出題の基本を踏まえつつ、
仮にこれまで慣例的に「上位 30%ラインの近似値を合格基準点に設定してきた」
とするならば、そのような設定を見直し、過度な補正をすることなく総得点の6
割程度以上得点した者を全て合格とするなど、合格基準を見直すべきである。
○ また、試験問題の作成にあたっては今後、各回の出題で試験問題の質の面で
大きくブレが生じないよう、過去の国家試験結果を精緻に分析し、「特定分野に
限らず必要不可欠な基本的な知識を問う、いわゆる良問」が出題されるよう留意
するべきである。 

第34回社会福祉士国家試験の合格基準について(会長談話) 令和4(2022)年3月 22日 

 

これらの声明を受けて、第35回社会福祉士試験が受験生にとって混乱の生じない合格基準になるよう願って止みません。