社会福祉士国家試験「今年こそは絶対合格計画」

社会福祉士・精神保健福祉士国家試験に40日以内で一発合格した管理人の学習法をベースに、不安を不っ飛ばして“安心”に変えられるブログを目指しています。

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第37回社会福祉士試験・第27回精神保健福祉士試験対策・国家資格キャリアコンサルタント試験対策がメインですが、全ての資格試験に共通する効率勉強法を紹介しています。

社会福祉士試験は約35日間、精神保健福祉士試験は約20日間、キャリコン試験は約30日間独学で一発合格を果たし、公認心理師試験は1日1時間未満、楽学勉強法中心でリベンジ合格を果たしています。

試験前から合格発表日までのマークミスの不安、孤独な勉強の不安等、不安を不っ飛ばして“安心”に変えられるブログを目指しています。

第5回公認心理師国家試験、難易度、合格点考察記事


8月22日20時35分 臨床心理マガジンiNEXT第5回試験出題分析リンクを追加しました

8月1日20時15分 プロロゴスの得点分布分析データを反映させて修正しました
7月31日20時50分 プロロゴスの得点分布分析動画を反映させて修正しました

7月26日19時45分 プロロゴス得点分布分析動画予告とリンクを追加
7月25日21時47分 辰巳法律研究所の得点分布データをもとに加筆

 

 

第五回公認心理師国家試験が終了してから数日経ちました。

既に気持ちを切り替えて日常生活に戻られている受験生もいらっしゃるでしょうが、こうしてこの記事をご覧くださっている方の大半が、モヤモヤしたり、不安な気持ちな方なのではないでしょうか。

 

なぜここまで複雑な気持ちが交錯しているかというと、今回の試験難易度と、合格点、合格率がどの程度に収まるのかが分からないことが起因する不安だと想像しています。

 

既に自己採点を行われた方の中には、解答割れによって数点が左右されるため、正式解答次第で命運が分かれるからと、不安で不安で日々の生活に支障が生じている方もおられるでしょう。

 

特にGルート組の受験生は今回が最後ですので、達成感に包まれている方もいらっしゃるでしょうが、それ以上に、なんともいえないもやもや感や虚脱感、喪失感に覆われている方の方が多いのではないかと思い、急遽この記事を用意しました。

 

 

 

初めに発信した第5回公認心理師国家試験合格点予想は

 

そもそも、第3回公認心理師試験までは合格基準が138点でしたが、第4回試験から確変が生じて、143点の6割基準超えになったという歴史があることが大きく影響しているでしょう。

 

同じ年度に実施された第34回社会福祉士試験、第24回精神保健福祉士試験も6割基準の相対評価試験ですが、両試験とも100点を超える過去最高水準に定まった前例も重なりましたが、第5回公認心理師国家試験も143点以上になったらというとてつもない不安に苛まれている受験生も多いのではないでしょうか。

 

実は今回の第5回公認心理師試験合格ラインの推測記事を今年の3月に発信しています。

 

www.zettaigoukaku.com

 

既にご覧になられている方もおられるかもしれませんが、当初の読みでは、今回が経過措置最後の年になるということで、大幅な試験構成や難易度の変更は生じないと見立てていました。

 

受験生の大半を締めているGルート実務経験組がラストということで本気で挑まれてくることが想定されるので、大幅な試験構成は行わずに第4回試験のように合格ラインを140点以上に仕上げるレベルに持ってくるのではないかと推測していました。

 

ところが、いざ今回の試験内容と受験生のみなさんの声を受けて、その推測は外れたことを実感しています。


今回は歴代の公認心理師試験の中でも最も難しかったと評しても良いくらいの試験構成になっていたようです。


そう言えるのは、数時間前に公表された河合塾KALSミヤガワ講師の試験総合分析からです。

 

河合塾KALSミヤガワ講師による第5回公認心理師国家試験難易度分析とプロロゴスの受験生得点分布より

 

 

 

得点シュミュレーションを見ると、過去最低水準の136.6点であることがうかがえます。得点源である事例問題ですらやや稼ぎにくかった構成になったと評しています。

 

第1回 140.5点 

第2回 138.7点

第3回 139.6点

第4回 142.6点

第5回 136.6点

 

ミヤガワ先生は138点になるのではないかと推測されていますように、今回の試験難易度で138点以上に設定する可能性は限りなく低いのではないかというのが私の意見です。


→8月1日追記

後述するプロロゴスさんと辰巳さんのデータを参照すると、138点以上になる可能性も考えざるを得なくなります。ただし、受験生全体の母集団が不明なため、138点以上になる可能性が高いとまでは断定できません。

 

8月22日 第5回公認心理師試験の出題分析について細かく解説

note.com

 

試験制作側が明らかに合格率を調整する(40%以下のように低くしたい)という意図があるならば別ですが、なぜ今回そのような改定をするのかの理由が思い浮かびません。


公認心理師の社会的需要を十分に満たしており、これ以上登録者数を増やす意図がないのならば理解できますが、まだ資格誕生から数年しか経っておらず、まだまだ発展途上であり、社会的ニーズも広がっているこの時期に絞るという可能性は考えにくいです。

 

次に、社会福祉士・精神保健福祉士試験で言うところの赤マル福祉の自動集計版と類似する、プロロゴスによる公認心理師試験の受験生解答データから算出した得点分布を紹介したいと思います。

 

プロロゴスの解答速報をもとに提供された受験生のデータから算出

 

第3回

データ数:938件

平均値:145.8点(63.4%)

138点以上:73.6%

★1難易度 64問 正答率76.2%
★2難易度 43問 正答率56.6%
★3難易度 47問 正答率38.9%

 

第4回
データ数:1102件

平均値:156.1点(65.8%)

138点以上:88.3%

143点以上:80%

★1難易度 81問 正答率79.8%
★2難易度 34問 正答率55.1%
★3難易度 39問 正答率40.4%

 

第5回(7月21日時点の暫定値)

データ数:798件

平均値:138.9点(60.4点)

7月31日の最終値

データ数:1073件

平均点:154.1点

138点以上:937人(84.6%)
143点以上:830人(74.9%)

★1難易度 50問 正答率85.2%
★2難易度 68問 正答率61.5%
★3難易度 33問 正答率40.3%

 

※第3回試験よりも難しい(得点分布分析YOUTUBE動画より)

※Gルートに限っては全体の40%以下を想定
※138点合格基準点の上で算出
※入力された母集団の平均は、全体の平均よりも9-10点高いと想定
※想定される平均130点は、あまり真面目に勉強しなかった人は除外した上での点数

(Twitterより)

※8月1日にプロロゴスHP上に分析データを公開

 

 

 

 

 

プロロゴス事務局も、合格点が何点になるのかの予想はかなり難しいとおっしゃっていましたね。記念受験組の層がどの程度いるのかがキーだと見立てていましたが、「138点になる可能性はあり得る」との見解でした。事例問題の正答率は昨年度よりも低かったそうです。

 

 

辰巳法律研究所2022解答再現の結果にショックを抑えきれない方へ

 

第5回公認心理師国家試験が終了してから早一週間が経ちましたが、7月25日16時に辰巳京都コム二タスの模範解答及び成績表が公開されました。

 

解答自体は各社と大差はなかったようですが、約1800名の得点分布を見ると、21日に公開されたプロロゴスとは乖離するような結果となりました。

 

開始直後は1500名程度の段階で平均点が150点あり、7月25日22時現時点で150.7点で、31日21時時点で2350名で151.5点になっています。これからもリアルタイムで変化していきます。

 

「難化した」という試験終了直後のあの声は嘘だったのか。

実は高得点者が大量にいたのかと、想定外の数々に打ちひしがれておられる方も多いのではないでしょうか。

 

では、過去の3回がどうだったかと言うと、ツイッター情報によると、

 

第2回試験は145点前後

第3回試験は145点前後

第4回試験は156点前後

 

だったようです。

 

今回の平均点だけでは、合格点がどうなるかまで断言できないところがあります。


入力者の母集団がそもそも高得点者中心という可能性が考えられますし、全体の受験者数が5万人を超えていたとしたら、蓋を開けてみないと合格点も合格率もわかりません。

 

143点以上になるのではないかと悪い方に想像すると、暗闇が広がる一途ですが、本当に最後の瞬間まで分からないので、最悪の方向性にならないように気持ちを立て直して行きましょうね。

 

 

ちなみに、第24回社会福祉士国家試験時の赤マル福祉成績表では、全体の偏差値は46、平均点よりも5点近く下でしたが、合格を果たしました。

結果は81点で合格率が26.3%でしたので、平均点よりも9点近く下でした。

 

入力された受験生データが実際の合格点に近くなるとは言い切れませんので、希望を絶やさずにいたいものですね。

 

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参考程度ですが、実務経験経過措置ラスト回であった第20回ケアマネ試験では、合格点基準は例年と大差がないのですが、合格率は例年よりも8%程度上昇し、多くの合格者が輩出されました。

 

試験形態が異なるので、公認心理師試験に照らし合わせることがイコールとは言えませんが、試験センター側には不可解な結果ではなくて、試験のために準備を整えて本気で挑まれたみなさんが納得できるような結果を期待します。

 

夏の終わりに絶対合格桜をみなさんと分かち合いたいです。

 

今後他社の試験分析や解答速報が発信された場合、内容を一部修正・更新する可能性があります。

 

8月26日合格発表日を終えて

 

運命の合格発表日、蓋を開けてみたら、合格点は135点、史上最低水準になりました。

 

この結果から分かったのは、プロロゴスや辰巳京都コムニタスさんの成績表に入力されていた受験生は成績上位者が大半で、実際には5割以上の方々が6割程度である135点に満たなかったということです。

 

試験終了後からSNS上で溢れていた「難しかった」という試験感想や、受験生の心境の集大成とも言える、総統閣下動画が出たことからも、やはり第5回公認心理師試験は難化したことが分かった回でした。

 

こっそりと私も受験していたのですが、数年ぶりに合格発表日まで伸るか反るかの不安な日々が続きました。

 


 

今後絶対合格ブログでは、第35回社会福祉士、第25回精神保健福祉士試験対策に切り替えていきますが、公認心理師試験の経験をもとにして絶対合格を成し遂げるためのアドバイスを発信していきたいと思います。