仕事が大変
家事が大変
育児が大変
介護が大変
学校が大変
就活が大変
とにかく大変すぎてとても受験勉強に力を入れられる状況じゃないよ(汗)。
日常生活でこなさなければならない問題が山積みで、勉強そのものに取り組む気力が起きない方々は少なくはないです。
どの資格試験にも共通して毎年受験生から冒頭に上げた生声が木霊しています。
ですが、現実は非情です。
どれだけ個々人が大変な環境下に置かれているからといって、試験センターが温情で合否に補正措置が施されたり、合格率が上がるわけではないですよね。
流行である新型コロナウイルスの救済措置措置がどれだけなされているかと言っても、別日に試験が調整されて実施しているものはほとんど見当たりません。
感染者数が過去開催時の最高に達していた第5回公認心理師国家試験においても、受験料の返還という形のみでした。
社会福祉士や精神保健福祉士試験においては、合格点が7割超や100点超になっている現状からも、多くの受験生が苦しみながらも必死に挑んでいらっしゃる実態がうかがえます。
受験料が数年前から値上げしたのも後押しし、記念受験組が減少しているという点もあるでしょう。
そうは言っても、忙しいから勉強をする余裕がない、片手間で受かるはずがないと弱音を吐きたくなる気持ちは痛いほどわかります。
私も社会人になってから、働きながら各資格試験に臨んでいるので、とてもではないけれども、勉強に力が入らない日も一度や二度ではありませんでした。
そんな精神の波が激しくても、なんとか数十個の試験に合格できた実感からこう言えます。
どれだけ仕事が忙しくて、学生時代に優秀ではなかったとしても、勉強との両立で合格は可能であると。
「私とあなたは違うから、一概にはそう言えないはずだし、比較にならない」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
けれども、昔から私のブログをご覧になっている方はご存知だと思いますが、
私はもとからの秀才組ではありません。
中学生時代の成績は標準以下でしたし、通っていた学習塾でも落ちこぼれの部類で勉強嫌いの少年でした。
中学時代は英語や数学のテストで一桁(5点)を取ったことも何度もありますし、
高校時代には理数科目が最下位クラスに選別され、
大学時代には、ある授業で「世の中を変えるためにあなたが考えること」というテーマのレポートに対して、「政治家たちになんとか頑張ってもらわないと」と自信満々に書いていました。
その後に、教授に読み上げられて、「こういう他力本願の考えの人間がいるから世の中が変わらないんだ」とダメな人間の烙印を押されたようなこともあったほどです。
ダメダメエピソードは他にも数えきれないくらいある私ですが、そんな私でもなんとか社会福祉士・精神保健福祉士試験に受かりました。
過去の成績はマイナスでしかないと思われがちですが、コンプレックスをバネにして自分を変えるためのモチベーションに転換させることがメリットです。
みなさんだって、「私でもなんとかなる」と思っていただけるようにこのブログは存在しています。
ポイントは、「こんな自分でもなんとか受かる」というセルフイメージを常に描きつづけることと、二足のわらじ式勉強スタイルでも受かると信じることです。
そして次に大切なのが、「あれこれ右往左往せずに、一つの勉強法に絞って腹をくくる勇気を持つ」ことです。
いざ勉強のお供を定めたとしても、ふとした瞬間に、「あの参考書・問題集じゃないと落ちるんじゃないか」という不安がよぎってモチベーションが下がってしまうこともあるかもしれません。
周囲の受験生が使っている問題集が自分のものではなかったり、売上げランキングが上位のものでなかったことを後で知って、急に不安になることもあるかもしれません。
はっきり言いますが、どの参考書も問題集も合否には大差はありません。
自分がインスピレーションでこれだ!と思った(もしくは学校や先輩から推奨された物かもしれませんが)物なのですから、受験当日のその日まで相棒のように付き合ってみてください。
そして、1冊を徹底的にマスターすると決意したら、ブレずにまずは完遂してみてください。
私はそうして合格を形にすることに成功しました。
試験当日まで万全な準備と万全なコンディションを整えて迎えられることがベストですが、その道程までは思うように進まないことが多々あるでしょう。
どんなに気持ちが前向きにならなくても、自分のやり方を見失いつつあっても、合格を果たすためには、「これだ!」と信じた問題集や勉強法をひたすら繰り返すことが何よりも大切になってきます。
「周りとは違うから」という比較しての不安に惑わされずに、自分が決めたやり方を残りの約6ヶ月トライしてみてくださいね。