令和4年度宅建士試験を受験されたみなさま、まことにお疲れ様でした。
世の中には無数の宅建士ブログが存在しますが、ご縁あってこの記事に辿り着いていただけたことを心から嬉しく思っています。
試験終了後からいくつかのサイトで合格点予想や、模範解答が出始めているため、既に自己採点をされた方もおられるでしょう。
たとえば、19時30分、この文字を書いている途中で、ユーキャンが「36点±1」と予想を発表されましたが、今後も続々と情報が出てくるでしょう。
この記事にアクセスされたように、最新の情報を求めてネットサーチされている方も大勢いらっしゃるでしょう。
コロナ禍の宅建士試験、受験されるまでが緊張と不安の日々だった方も多いでしょうから、本当に、本当にお疲れ様でした。
試験が終わって後は結果を待つだけと割り切れれば良いのでしょうが、自己採点の結果から合格点が気になって気になって不安が増幅されていらっしゃる心境の方が多いのではないでしょうか。
かくいう私もその一人でした。
私は11年前、3度目の再受験で、しかも合格点ぴったりというギリギリ合格でなんとか宅建士試験を卒業した身です。
当時のことは今でも鮮明に覚えています。
合格発表日までの約40日間は、不安で不安で、夜も眠れなくてネットを暗中模索する日々でした。
実は3回目の試験日の直前までは、「どうせまた今年も受からないだろうな」と諦めの境地になっていたところもあったのですが、いざ自己採点をしてみて合格圏内に入れたことで、俄然合格への執着が強くなったのです。
各講師、各予備校の合格予想点よりも+1点ほど高いので、安心出来ればこんなに苦しむことはなかったのですが、「マークミス」という試験前では有り得なかったような確認しようがない不安に耐えず支配されていました。
あまりにも不安が蓄積して、日常生活で支障が生じるくらいになっていました。
頭の中が宅建、宅建、宅建の合格点のことと、マークミスの不安で支配されたことで、自分の記憶力そのものに自信を失って仕事のミスが多発していました。
既に二回も不合格を経験していただけに、今年こそは是が非にでも合格を逃したくないという思いで毎日が神頼みでした。
そんな不安な精神を少しでも和らげるために、某巨大掲示板を数えきれないくらい徘徊しましたが、「今年の合格点は37点です」というような関係者リークを装うような書き込みが目に留まる度に、最悪の結末を思い浮かべてはうなだれていました。
そんな中でも、「宅建試験!初心者のための一発合格サイト」のサイトには心の底から支えてもらっていました。
管理人のイッチャンさんもかつての宅建士合格者でしたが、受験生の心理に寄り添うような優しい文章と、最後まで希望を与えてくれる勇気あるメッセージに鼓舞されてきました。
その後イッチャンさんとは数回リアルタイムの場でもお会いして、酒を酌み交わしながらお互いの夢や目標について語り合う等、尊敬できる師匠の一人になっています。
こんな不安で伸るか反るかのボーダーラインだった私の運命ですが、合格発表日1週間前に予想外の試練が待ち構えていました。
なんと、公式ページから、「問題文誤植による全員1点加点措置」が発表されたのです。私はもともと正解予定だったので、何の恩恵もありません。
むしろ、これによって合格点が1点上げることとなり、各講師や予備校が情報修正を行い、不安のどん底に突き落とされることになったのです。
そんな瀕死状態の私でしたが、3度目の正直で念願の宅建士試験に合格を果たすことが出来ました。
その後は宅建士の登録を済まして、熱の冷めないうちに主任者(現在の取引士)証を取得するための講習にも参加して、今年で10年が経ち、今年2度目の免許更新しました。
6年前には、関連資格の賃貸不動産経営管理士試験を受験して、一発合格を果たすこともできました。
宅建士試験の記事は拙ブログでしばしば題材に使っていますし、試験日から合格発表日までの期間は、毎年当時のことを思い出してはネットの情報をリサーチしていました。
今年の試験日の今日、いてもたってもいられなくて、私の受験当時から今に至るまでの経緯を振り返りつつこの記事を書きました。
毎年試験終了後に各資格試験の自己採点結果がSNSで流れて来ますが、基本的に高得点者が目立っている現象は、宅建士だけではなくて、他の試験にも共通しています。
あれだけ最善を尽くされたのです。
みなさんの不安な胸中が少しでも和らげるために、この記事がお力になれればこれほど嬉しいことはありません。
ここまでご覧くださって本当にありがとうございます。
戦友のようなみなさんの合格を願って止みません。
祈!合格
願!合格