今回紹介するのは、大阪商工会議所主催の「メンタルヘルス・マネジメント検定」です。
3月と11月、年2回実施されています。
今月の第34回3月分はもう締め切ったので、次回は8ヶ月後の11月開催になります。
今まで全33回試験が行われており、平成27年からストレスチェック制度が義務化されたのもあって、メンタルヘルスの意識がいっそう高まり、年々受験者が増加しています。
現に、直近の第33回試験では約2万人が申し込まれています。
この絶対合格ブログ上でも、歴代の社会福祉士国家試験合格者の中でも取得された方の声が複数届いています。
カリキュラムが精神保健福祉士国家試験や公認心理師国家試験と被るところもあり、受験前の前哨戦としてもオススメです。
I種マスターコースとは
目標
自社の人事戦略・方針を踏まえたうえで、メンタルヘルスケア計画、産業保健スタッフや他の専門機関との連携、従業員への教育・研修等に関する企画・立案・実施ができる。
対象
人事労務管理スタッフ、経営幹部
II種ラインコースとは
目標
部下が不調に陥らないよう普段から配慮するとともに、部下に不調が見受けられた場合には安全配慮義務に則った対応を行うことができる。 |
対象
管理監督者(管理職)
III種セルフケアコースとは
目標
自らのストレスの状況・状態を把握することにより、不調に早期に気づき、自らケアを行い、必要であれば助けを求めることができる。
対象
一般社員
最新の公式テキストは第5版です。
最新過去問題集は以下の通りです。
私は10年前の2013年3月試験でII種を取得し、その1年後の2014年3月にIII種試験を取得しました。
企業で推奨されて受験されていたり、資格手当が出されているところもあるという声も届いています。
2022年末に公開された「10年後武器になりそうな資格」7位にもランクインされるほど注目度は高いです(ちなみに社会福祉士が3位に)。
先行き不透明なこのご時世、メンタルヘルスといかに上手に付き合うのかニーズの高さがうかがえます。
試験が始まってから10年以上が経ちましたが、試験難易度が高い回も登場しました。
例えば、第16回II種試験の結果は過去最低の35%でした。
私は上記で紹介している過去問のみを使ってII種とIII種試験を突破しましたが、公式テキスト等に載っている細かい点も出題されているという声も出ていました。
合格点は100点中の70点という絶対評価ですが、今後の試験対策は念を入れて臨む必要がありそうです。
I種は合格率10~16%で変動していますが、その低水準からわかるように難易度は高いのです。
中でも論文試験が厄介なようで、実際に社労士・キャリアコンサルタントとして活動している私の知人も過去に数回受けてあと数点で不合格になったとおっしゃっていました。
社会福祉士受験よりも、精神保健福祉士試験専門科目に共通している点が多いため、前哨戦としても、取得後の類似資格としてもオススメです。
参照サイト
この資格を取得することで、昇給したり、給与に影響するという方は多くはないと思われますが、部下や後輩を持つ立場で、どのようにメンタルヘルス対策を講じるか、有効な声がけや心がけ、そして自分自身がメンタル不調に陥らないためのセルフケアについて広く学べますので、即日実践できるメリットがあります。
会社人だけではなくて、学生や専業主婦の方などにもついて回る対人関係においては、どの場面でも応用できるカリキュラムにもなっています。
私のII種とIII種の受験体験記は下記を御覧ください。
II種受験体験談
III種受験体験談