今回は、精神保健福祉士試験、社会福祉士試験に挑む前に他資格試験にチャレンジした方がアドバンテージになるのかについての持論を記事にしました。
毎年のように絶対合格ブログでは下記のような質問が寄せられます。
Q.社会福祉士試験受験の前に、福祉住環境コーディネーター試験やメンタルヘルスマネジメント検定を受検した方が合格の可能性が高まるのか?
それとも、社会福祉士合格後に受験した方が効率が良いか?
A.私自身の経験及び絶対合格ブログの過去ログを漁ってみての回答としては、社会福祉士・精神保健福祉士試験まで数十日以上の時間があった場合、前哨戦として、類似資格試験にトライしてみることもオススメしています。
その主な理由は下記のとおりです。
・試験慣れ(試験のトレーニング)になる。
・合格することで、自信がつく、弾みがつく。
・試験に出た内容が社会福祉士本試験にも登場する可能性がある。
・精神保健福祉士試験・社会福祉士試験合格のためだけではなくて、仕事や日常生活に役に立つ知識を得られる。
私も社会福祉士試験受験前の3ヶ月前に別の国家試験を受け、合格したことで弾みがついたという点もありました。
試験勉強の習慣がついていて、試験慣れしていたというのも本番で活かせました。
絶対合格ブログの歴史の中でも、介護福祉士試験を受験してから臨まれたり、精神保健福祉士試験にトライたりしてから再チャレンジされたという方も複数いらっしゃいました。
再受験生の方で、日頃の勉強による成績向上の限界を感じている方にとっても、目から鱗の発見があって捗るようになるかもしれません。
遠回りのようで、他資格試験を経てから受験された方が合格率も高まるということを先輩の背中からも教えてもらえています。
近年の社会福祉士試験問題の傾向を見ていると、常識・社会情勢問題が目立つので、福祉住環境コーディネーターのような関連資格を受験されることで、応用力が身につけられる可能性が高いというメリットもあります。
申込みをして、スケジュールを組むことで、勉強から逃げようとしている自分を追い込み、不退転の決意ができるというメリットもあります。
「あれだけ投資したのだから、元を取らないともったいない」という心理や行動をサンクコスト効果と言いますが、通常は時間もお金も浪費してしまうマイナスの意味合いで使われることが多いです。
ですが、資格試験や勉強の場合は、受験料を払うことで、記念受験を避け、本気で勉強に取り組まなければならないというプレッシャーが後押しして、勉強に弾みがつくなんてこともあります。
そうして合格を手にできると、その勢いが持続したまま社会福祉士や精神保健福祉士試験につなげられるということもあります。
新年度に入ったばかりなので、この一年間でどのような勉強計画を組んでみるか考える良いタイミングでもあります。
無理のないスケジュールで調整し、挑戦されてみてくださいね。