社会福祉士国家試験「今年こそは絶対合格計画」

社会福祉士・精神保健福祉士国家試験に40日以内で一発合格した管理人の学習法をベースに、不安を不っ飛ばして“安心”に変えられるブログを目指しています。

国家資格キャリアコンサルタント学科試験、過去問の丸暗記だけで合格できるのかについて。

 

今回は、第26回国家資格キャリアコンサルタント学科試験(以下キャリコン試験)の効率的な学習方法について扱いました。

 

既に別の記事でも扱っていましたが、キャリコン試験で合格に到達するためのおススメの勉強法は「過去問」を解くことです。

 

 

www.zettaigoukaku.com

 

 

 

「みんなで合格☆キャリアコンサルタント試験」第22回試験を振り返る特集の中で、過去5年間(18回~22回)試験出題分析で、易しいと標準ランクが全体の9割占めていることがわかると思います。

 

 

問題ごとの難易度は、解いた後などに確認してほしいのですが、第22回試験では、Aランクの易しい問題は30問、Bランクの差がつく問題は15問、Cランクの初見では獲得できなくてもやむを得ない捨て問題は5問でした。

過去5回の試験の難易度評価の内訳は、以下のとおりです。

験回 Aランク Bランク Cランク 平均合格率
22回 30 15 5 82.2%
21回 27 21 2 61.7%
20回 28 17 5 77.9%
19回 27 18 5 61.6%
18回 30 15 5 81.1%

※平均合格率は協議会とJCDAの平均を表しています。

 

みんなで合格☆キャリアコンサルタント試験

第22回学科試験を振り返る。 | みんなで合格☆キャリアコンサルタント試験より

 

 

最新の第25回試験のABCランクは、Aランク29問、Bランク17問、Cランク4問でした。


第24回(平均合格率52.6%)のAランクは27問、Bランクは17問、Cランクは6問でした。

 

第23回試験のAランクは30問、Bランクは14問、Cランクは6問でした。

 

 

Cランクというのは、いわゆる奇問・難問で、問題集(過去問)に登場しないような初見問題になります。

 

これらを全問落としたとしても、標準・易しいレベルを得点できていれば、合格ラインの7割を達成できるように組み立てられています。

 

 

まとめると、過去8回分の試験難易度分析を見ても、AとB出題が9割を占めており、基本的なレベルを押さえておけば合格できる試験となっています。

 

 

本題の「過去問を丸暗記さえすれば受かるのか」ということですが、本番では、過去問と同じ出題も出ましたが(私が受検した第22回試験例)、それは全体の少数で、過去問のコピーのような出題が多数出るとは思わない方が良いでしょう。

 

最新の第25回は63.7%、第24回試験は52.6%と、10人受けて、3、4人が通らない試験です。

 

誰でも受験資格を得られるわけではなく、養成講座や実務経験を持って事前学習を重ねた上での数字なので、軽く考えて受けてしまうと後悔する危険性があります。

 

言うまでもなく、キャリコン試験は国家試験であり、この試験に合格できた後に、机上の空論ではなくて、実際に活かせるための水準に到達できているか、そして活かすことを前提とした試験問題が作られています。

 

ただ過去問を丸暗記しただけで合格できる試験ならば、9割以上の合格率が毎回続くことが想像できます。

 

過去問から形を変えて登場した際に、正解を見抜くことができる力、選択肢同士で比較して導き出せる力が求められており、そのためには単に答えを丸暗記するのではなくて、「なぜ」という理屈を理解することが肝心です。

 

「なぜ」さえ押さえておけば、本番の出題傾向が変わっていたとしても、応用できます。

 

過去問学習を進めていると、一度や二度では理解しにくいかもしれませんが、何度も繰り返しているうちに「なぜ」が分かるようになってくるものです。

 

私は試験勉強を実質一か月以内で挑みましたが、過去問を10回分解くよりも、6回分を複数繰り返することによって、噛めば噛むほど味が出てくるスルメのように、毎回新しい発見に気づけました。

 

試験1週間前に解いた第21回試験は68点で、本番は9割超の得点となり、想定すらしていない結末でしたが、自分でも気が付かないうちに、日々の過去問反復学習が蓄積していて、本番で発揮できたのだと振り返っています。

 


 

1日1日の継続力と、勉強の質を意識されて取り込むことで、事前学習以上の成果を本番で実現できるようになると、私は信じています。