数日前に、「勉強しなきゃ受からないんだけれども、やる気がどうしても起きなくて、焦りだけが募ってしまう」時にどうしたらよいのかという記事を発信しました。
1日1ページ、問題集を開いてみるだけでも、1問解いてみるだけでも良いので、とりあえずやってみる。「できた」体験を重ねて行くことで、やる気スイッチもONに切り替わって行くというメッセージを贈りました。
ただ、「それでもどうしても問題集やテキストを開く気が起きない」という場合もあるかもしれないと思い、そういう時の考えたや視点について記事にまとめました。
やらなきゃならないと焦燥感が募って、問題集も手の届く場所にあるのに、行動が伴わなわずに、時間だけが過ぎて行ってしまう・・・これは他でもない私自身のあるある体験です(苦笑)。
社会福祉士国家試験時を例にすると、やっと受験勉強にスイッチが切り替わったのが12月中旬で、試験まで一ヶ月プラスαしか残されていないタイミングでした。
その前までは、本当に社福の受験勉強は一切行っていませんでした。
頭の中では、「そろそろ始めなければ」とグルグルモヤモヤ巡っていたのですが、どうしても気持ちが追いつきませんでした。
なぜそういう心理状態あったかと言うと、目の前の優先順位が別の面にあったからです。
一つには、社会福祉士試験受験資格を得るための実習期間が10月までだったことです。
私の場合は、平日数日間職場に通い、有給を使って両立するという生活だったのですが、8月頃から開始して二ヶ月間、分散型実習として参加していました。
正直、日々をこなすのに精一杯で、受験勉強に傾注できるような余裕がなかったというのが言い訳になりますが、もう一つの理由も影響していました。
二つ目は、10月中旬頃に宅地建物取引士の国家試験が待ち構えていたことです。
3度目の正直でもありましたが、今年こそは絶対合格を掲げており、実習期間もスキマ時間を使ってコツコツと勉強を重ねていました。
合格発表は12月上旬だったのですが、自己採点が伸るか反るかの絶妙な点数だったので、完全に意識が受かるかどうかにとらわれてしまい、社会福祉士試験勉強に目を向けられませんでした。
という経緯があり、色々落ち着いてやっとスタートを切れたのが12月中旬だったのです。
今思い出しても、かなりのプレッシャーに負われていましたが、上記の理由に加えて、自分自身の性格が短期集中式に向いているという点も大きかったです。
宅建士と公認心理師国家試験は年単位の勉強になりましたが、それ以外の取得資格は数ヶ月単位で勉強していたので、試験期間が迫ってきてからの方がスイッチが切り替わりやすくなるという点がありました。
私の話はここらで留めますが、もし、どうしても勉強のやる気が起きなかったとしたら、一旦、社会福祉士や精神保健福祉士国家試験の受験勉強から離れてみるというのも手です。
もしかすると、今は受験勉強ではなくて、優先すべき別の課題や、未処理の問題を抱えておられるのかもしれません。
精神的に余裕がない状況であった場合、勉強に目をむけることは、エネルギーやストレス負荷が相応にかかりますので、心の休養を第一にされてからでも遅くはありません。
他には私のように、社会福祉士試験の前に別の資格試験を受けてみたり、社会福祉士合格者の体験談や先人の著書等を読んだりして、リスキング学習を重ねることもオススメします。
一見、受験勉強から離れているようでも、脳内では常に受験のことを考えている状況ですし、この間に培った知識や経験は受験勉強だけではなくて、その後の実務にもつながって行きます。
後は、そもそもなぜ社会福祉士や精神保健福祉士国家試験を目指す必要性があるのか、根幹の部分をはっきりさせておくことも大事です。
私の場合は、「屈辱と自己効力感の少なさ」というネガティブな動機が影響していたところがありました。
当時非正規職員で働いている中で、専門性や有資格でないことで、できないことやなめられること、無碍に扱われるようなことが何度もありました。
そうなると、どんどん卑屈になっていく自分がいて、このままではないけないという一念発起の気持ちから取得したという点が大きいです。
どんなに苦しくても、それだけ得られるものが大きい、自分を変えたいという一心が絶対合格につながったと信じています。
勉強は長丁場で苦しいことの連続ですので、なぜ受験を志したのかという原点をしっかりと持つことで、自身を鼓舞してあげられるだけでなくて、合格後のより良い未来にも好循環が広がって行くことでしょう。