社会福祉士、精神保健福祉士国家試験の勉強がなかなか頭に入らなくてしんどくなる時って数え切れないくらいあるあるですよね。
私は「すぐに覚えられない自分」を認めるのが怖くて、1回や2回解いたくらいで、わかったつもりになって、復習をせずに本番に向かった受験経験もありました。
宅地建物取引士や行政書士といった法律系資格試験がその筆頭です。
勉強が停滞してしまうと、「果たしてこのまま受験を目指す意義があるのだろうか」という具合に、勉強から逃げたくなる理由を見つけようとして、行動を控えたくなるような心境に立たされやすくなります。
このような場合は、視点が「己」に向いている状態で、頭の中で「やめたい」「やめたほうがいいのか」と、ぐるぐる巡っています。
昨日の記事でも触れましたが、資格取得のメリットというのは、主に合格して登録証を手にして活用してから実感することになるので、受験勉強生活の現段階ではイメージしにくいところがあるかもしれません。
そんな時こそ、みなさんの周りにいる実物の社会福祉や精神保健福祉士が活躍している姿を見たり、もしも近い位置にいるならば、実際に話をしてみることで、モチベーションが回復することもあるでしょう。
そういう人間が傍にいない場合でも、たとえば絶対合格ブログの社会資源でもある合格体験談等をご覧いただくことで、先輩方の軌跡を知って、受験勉強に活かすことができると思います。
社会的学習理論、モデリングという形で、代理強化を果たすことが可能になります。
今回、私が社会福祉士・精神保健福祉士を取得することのメリットとしてお伝えしたいことは、「影響」を広げることができるという点です。
まず、対人援助職の相談業務等で活かすというのが最もイメージしやすい点だと思われますが、相談者さんが社会福祉士・精神保健福祉士であるあなた様と関わることによって、抱えていた問題解決の糸口に築いたり、生きる活力を得られるような影響が及ぶ可能性があります。
まさに相談者自身も、目の前の問題で視野が狭くなっている場合が多く、そこで専門職であるあなた様が適切な対応を行うことで、視界を広げられるようになるメリットがあります。
また、相談者にとっても、「信頼できる社会福祉士・精神保健福祉士に出会えた」という実感を得られることで、閉ざしていた人間不信感や自己不信感が回復する一助となり得ます。
私の場合は、この絶対合格ブログがそうですが、社会福祉士や精神保健福祉士資格の魅力やメリットを発信することで、興味を持ってくださる方や、何度落ちても挑戦し続ける方の声が届いて、とても励まされています。
私という役割が世の中の誰にも必要とされていなければ、この絶対合格ブログが存在し、継続するメリットはないと思っております。
なので、今この記事をご覧くださっているあなた様に届いたのも、資格取得があったからだと噛み締めております。
実は仕事上でも、資格取得のメリット講座等を定期的に開いています。
実際に社会福祉士に興味を持つ方に向けた講座、メンタルヘルス・マネジメント検定など自分自身のためにもなって、気軽に受けられる試験対策講座を開いたことで、試験にトライする方もいらっしゃいました。
こうやって、資格取得が誰かの人生の新しい可能性につながるってとても素晴らしいことだとは肌で感じております。
そう言うと、良いこと尽くしのように感じますが、この「影響」という言葉は、悪い意味でも用いることがありますよね。
前々にも記事で扱ってきましたが、他人の人生に直接または近い位置で関われるということは、接し方によっては、悪い影響も及ぼしてしまうリスクもあるということです。
自分の対応が正しかったのか、もっと別のアプローチや働きかけがあったのではないかという自問自答は私自身、何年経験してもしばしば訪れます。
何が正しいのか、間違っているのか、その答えを探求し続ける世界ですので、その道中、傷つけてしまったり、傷ついたり、そういうハレーションが避けられない業界でもあります。
対人援助職を続ける中で求められる忍耐力や倫理観等は、やはり社会福祉士や精神保健福祉士国家試験勉強時で培ったものや、そこで知り合った人間等の影響も肌で感じています。
きっと本気で悩んで本気で自分と向き合っているあなた様ならば、合格の先に待っている新しい世界で良い影響を広げて行けることだと信じています。