社会福祉士国家試験「今年こそは絶対合格計画」

社会福祉士・精神保健福祉士国家試験に40日以内で一発合格した管理人の学習法をベースに、不安を不っ飛ばして“安心”に変えられるブログを目指しています。

不合格の経験から再受験まで、いかに自分の弱さや醜さと向き合うかについて。

 

資格試験というものは、「合格」か「不合格」かの二択の結末しか待っていないために、不本意ながらも不合格になった場合、そのまま諦めるか諦めずにもう一度挑戦するのかの判断に迫れることになります。

 

この絶対合格ブログのタイトルは、「今年こそは」というフレーズを使っているように、私自身これまで二桁不合格という経験をしていたことからも、それでも諦められずに、再受験を志す方への強い思いを込めてネーミングしました。

 

この記事をご覧になっている方の中には、これまで不合格経験があったり、今、何らかの資格試験を受けてみて悲しい思いを経験したばかりであるかもしれませんし、全く経験がないという場合もあるでしょう。

 

私の経験上、不合格をした場合の受け止め方は、主に以下3つの捉え方をしていました。

 

1つ目は、「俺はまだ本気を出していないだけだ。次こそは絶対合格!」。

2つ目は、「全力を尽くしたのに、手応えがなくて不合格。どうしたらいいんだ」。

3つ目は、「全力を尽くして手応えもあったのに、どうして受からなかったんだ」。

 

 

 

1つ目に関しては、直近ですと2年前に合格した第5回公認心理師国家試験です。

 

社会福祉士・精神保健福祉士国家試験と試験内容が共通している部分があり、厚生労働省が所管でもあるという点もあります。

一回目の試験は、第4回試験時でしたが、過去問を用いずに模擬問題集一冊でどこまで通用するのかという実験的な勉強法で挑んだ結果でありました。

 

万一不合格になっても、あと1回チャンスがある(実務経験ルートでしたので、第5回がラストでした)という余裕から、本気で挑まなかった姿勢でした。

 

言うまでもなく、結果は不合格。
「合格まであと8点」でした。

しかも直前に答えを訂正したものが全て不正解で、仮に変えていなければ合格できていたのもあり、全力投球ではないと言え、自分の実力不足を目の当たりにして相当凹みました。

 

国家試験受験は精神保健福祉士試験ぶりでありましたが、いくら余力を残していたとは言え、不合格直後はなかなか気持ちを切り替えられなかった記憶があります。

 

 

 

2つ目に関しては、そこそこ経験があります。

 

自分の中ではできるかぎりの準備を整えて本番に挑んだのに、全然手応えがなくて、実際に不合格になってしまった。これ以上どうしたらよいのかと暗中模索、疑心暗鬼が募るような状況です。

国家試験で言うと、宅地建物取引士試験時がそうです。

 

3度目の正直で合格しているのですが、2回目の受験時は、初回受験の勉強不足さを反省し、グレードアップして勉強量も質も向上させて捲土重来した気分でしたが、あと数点で不合格。

 

それまでの人生で、二年越しで不合格になった資格試験という経験が皆無でしたので、絶望的な気分に陥った記憶が残っています。

 

SNSを覗くと、初回受験で合格した報告や、自分よりも数歳も若い学生さんの合格報告が次から次へと飛び込んできて、「なんて自分は無力な人間なんだ」とか、「この2年間は何だったんだ」と、やるせない気持ちに支配されて沈んでいました。

 

www.zettaigoukaku.com

 

 

3つ目は、直近で受検した「2級キャリアコンサルティング技能士検定」です。

 

試験対策については、万全を尽くしたとは言い難かったのですが、学科試験は8割得点で一発合格。

 

問題なのは、難関の実技試験の結果です。

 

手応え的には、論述試験は国家資格キャリアコンサルティング試験時よりも書けていた(国家キャリコン論述は7割得点)のにもかかわらず、結果はおなじみの「あと数点」。

 

面接試験も国家資格キャリコン時よりも手応えがあり、方策の提案→合意までたどり着いたものの、「関係構築力」という私が対人援助職の仕事において最も大切にしている項目が最低点でした。

 

あまり例がない手応えありの不合格で、この事実を受け止めるほど辛いものはなくて、しばらくの間は自分の仕事自体にも疑心暗鬼になってしまい、自分らしさを見失ってしまうほど余波が及びました。

 

 

 

以上、私のそれぞれの経験ですが、共通して芽生えたのは、「絶望」「無力感」という最大級のネガティブな感情です。

 

「なんで自分だけこんなにつらい思いをしなければいけないんだ」と、悲劇のヒーローのように、嘆きが止まらない道を何度も通っています。

 

どれだけ時間がかかっても、行き着く先に待っていたのは、「悔しさ」と「ここで諦めたくない」という気持ちでした。

 

もちろん、その領域に到達せずに、一度きりでドロップアウトした資格試験も山程ありますが、もしも、「俺(私)はまだこんなものじゃない」「俺(私)はまだレベルアップできる」という思いが高ぶってきたら、そこから新しい資格道がスタートです。

 

それは、不合格直後かもしれませんし、回り道をして数年後に見えてくる進路かもしれません。

 

ですが、いつだって自分の心が資格試験の再チャレンジに向くかどうかが肝心です。

 

公認心理師国家試験のように、実務経験ルートでは受験できなくなるという資格試験も稀に存在するかもしれませんが、資格試験が存在する限り、あなた様の心がやる気にみなぎれば、いつだってチャレンジできます。

 

そして、それまでの経験は無駄ではないということです。

 

「資格は結果が全て」「一発合格するのに越したことはない」という言葉を耳にしたことがある方は、正論すぎて、より自分のやってきたことが無意味に思えてくるかもしれません。

 

確かに、合格という結果が伴わないと、「今の自分は間違っていないよ」と素直に認めてあげることは難しいかもしれませんし、私も不合格後は、そういうふうに解釈はできませんでした。

 

けれども、再受験して合格した今、「あの時、諦めずに自分の気持ちに正直になって良かった」と改めて思えています。

 

宅建免許は既に2回更新していて、宅地建物取引士として従事しているわけではありませんが、その後関連国家資格の賃貸不動産経営管理士資格を受験して資格する等して、資格取得前には全く想像もできなかったような世界や経験が広がりました。

 

また、思い通りにならない経験をしたことによって、資格道だけではなくて、私生活や仕事面等、様々な面でも、凹んでも諦めなければチャンスは訪れると思えるようになる場面が増えました。

 

そして、不合格を経験した人間でしか味わえない筆舌に尽くしがたい思いへの想像力や共感する力もアップできたと振り返っています。

 

ここまで己と向き合い、「諦める」「諦めない」の二択と葛藤するような経験はそうありません。

 

「そこまでして続ける意味があるのか」と自問自答を繰り返しながらも、その答えが見いだせずに、方向性を見失ってしまうような経験も幾度となく押し寄せてくるでしょう。

 

意味はわからなくても、心が「退きたくない。進みたい」とサインを発しているのならば、それが答えなのだと私は結論づいています。

 

自分のやってきた勉強が正しいのかのフィードバックを自分だけで行うのに限界を迎えていたら、この絶対合格ブログの記事を参考にしていただければと思いますし、私でよければ不定期で行う無料の資格取得電話相談企画にご参加ください。

 

 

諦めたくない、自分はこんなもんじゃないという思いが芽生えていたら、大切にしてあげてくださいね。

 

あなた様自身の可能性は、「不合格」を経験してから開眼し始めます。

 

 

「ベネズエラの洞窟」の写真