社会福祉士国家試験「今年こそは絶対合格計画」

社会福祉士・精神保健福祉士国家試験に40日以内で一発合格した管理人の学習法をベースに、不安を不っ飛ばして“安心”に変えられるブログを目指しています。

資格を取って働いているけれども、人間関係に疲弊して後悔していたら。

 

資格を取って、希望と夢を抱いて新しい職場に転職したり、部署異動になった先で、「もう辞めたい」という気持ちが増幅するようになってしまったら、

 

何のために資格を取ったのだろう」とか、「自分は向いていないのではないか」という虚無感や、これまでの軌跡への猜疑心が芽生えることにもつながるかもしれません。

 

 

「もう辞めたい」という気持ちに従いたくなる反面、「せっかく資格を取ったのに」とか、「もう少し努力すれば状況が変わるのではないか」とか、「生活があるからそう簡単に決断できない」と自己完結しながら、悶々とする日々を過ごされていたとしたら、先の見えないこの状況はしんどいですよね。

 

 

その「もう辞めたい」はどこから生じているのか、決して単一的な要因だけではないでしょうが、職場の人間関係が起因していることだとしたら、八方塞がりのような心境に陥ってしまいますよね。

 

 

「曇り空に映える不穏な電柱と電線の風景」の写真

 

 

気の合う、合わない人間は必ずと言っていいほど、どこの世界にも存在するでしょうが、その中でも、「自分は絶対に正しい」という強い姿勢の持ち主と仕事を続けていると、心身の摩耗は激しいですし、前述したように、自信喪失にもつながってしまいます。

 

この「自分は正義だ」というタイプの方は、自分だけではなくて、周囲の人間にもその主義・姿勢を求めてくることが往々にしてあるでしょう。

 

直接的に主張される場合もあれば、無言の圧力のような態度で示してくることもあります。

 

そういう方と一緒に仕事をしていると、昨今のトレンドである「多様性」という言葉が死語のように、自分を殺して、相手(職場の空気)に合わせなければ生き抜いて行けないという、息が詰まるような日々に変わってしまうかもしれません。

 

「自分は正義だ」という方でも、他者の意見やスタンスを理解して、尊重してくれるのならばよいのですが、残念なことに、自分が望むような振る舞いをしてくれる可能性は低いですよね。

 

このような場合の解決策というのは本当に難しいと思います。

 

 

世の中に絶望するおじさん

 

 

「過去と他人は変えられないから、自分が変わる方が楽だ」というアドバイスをよく見聞きしますが、それこそ困難を極める選択に感じてしまうことでしょう。

 

気にしないようにする、自分は自分と思うようにするという思考の転換を図って楽になるようならば、ここまで追い詰められるような気持ちになっていないでしょうから。

 

できる限りそのような人間にかかわらない(視野に入れない)ようにしつつ、自分の領域の仕事に専念するというのが基本的な取り組みになるとは思います。

 

ですがこの先いつまで経っても状況が変わりそうになく、むしろ相手の勢いが加速して、自分の心の置き場が失われつつあるならば、「退職」という選択肢が無二になってくるかもしれません。

 

頭では分かっていても、行動に移すというのは簡単ではありませんよね。

 

ギリギリまで我慢したり、もう少し様子を見ていれば状況が改善してくる見込みがあるならば、決断は先延ばしにしたいという思いが先決するでしょう。

 

もしも人事異動や部署異動等がこの先に決まっているいるのならば、時機が訪れるまで、忍耐を重ねるというのも一手でしょう。

 

もしその選択を進められる場合は、一人で抱えずに、ガス抜きを行うことを推奨します。

 

「スマホで通話するマスク女子」の写真[モデル:井隼そら]

 

利害関係があるため、なかなか周りの同僚には話しにくいという方が多いと思いますので、オンラインのカウンセリングサービス等を使って、全く日常生活に関わりがない専門家に頼ってみるというのも選択の一つです。

 

対人援助職に携わっている人間が、サービスを受ける身を経験することで、見えてくる世界や感覚もあり、今後の取組においてもプラスになる効果もあります。

 

話してみることで、自分だけの思い込みなのか(認知が歪んでいるのか)、世間一般常識からズレているのかなどを客観的に気づかせていただけるメリットもあります。

 

 

本来、なぜ資格を取得したからと言えば、自分の可能性をより良く活かすためですよね。

 

たった数人の人間関係によって、あなた様のスキルや人間性が霞んでしまっては、元も子もありません。

 

 

この苦しみは永遠には続きません。

 

資格を活かせないのは、資格に原因があるのではなくて、置かれている環境下に主因があるのだと気づかれたら、新しいスタートを踏み出せるかもしれません。

 

「太陽と青い海」の写真