自分自身の生き方や、行ってきた振る舞いについて自信を失っている時に、第三者からの言葉が一筋の光のように胸を照らしてくれて、心が温かくなる瞬間が私にもありました。
何度かネタに出していますが、今月頭に、二度目の2級キャリコン技能士実技面接試験に不合格となりました。
評価項目の【基本的態度】【関係構築力】【問題把握力】【具体的展開力】の全てが前回受検よりも点数が下がってしまった現実から、この2週間は、なかなか気持ちが切り替えられずにいる日々を送っていました。
「試験と実務は違う」と素直に切り替えられればここまで引きずらないのかもしれません。
ですが私の中では、試験と実務は密接なつながりがあると思っており、ロールプレイは個人面談に共通する総合力が求められる要素で構成されておりますので、不合格かつ点数が下がったということは、私のレベルがまだまだ熟練レベルにはほど遠いと認識している部分がありました。
相談業務については、ボランティアを含めて大学時代から20年近く継続しているのもあり、それまでの経験からどうにかなるだろうという目論見で国家キャリコンを受検し合格、その勢いで2級技能士に臨んだものの、分厚すぎる壁の前に打ちひしがれているような感覚です。
多分、これまでのぼやき含めて、この文章をご覧になっている方の中でも、「そこまで思い詰めなくても」とか「ガチガチすぎる」と感じられていることだろうと思いながら吐露しておりますが、長年相談業務に携わってきたからこそ、実技ロールプレイ試験の不合格というのは、一朝一夕では切り替えられない後味がありました。
そんな折に、仕事関係で知り合った長年の間柄である二名に、先日4ヶ月ぶりに再会しました。何気ない近況話中心に交わしたのですが、その方々がかけてくれたこの言葉が今の自分にはとても響いたのです。
「TAKAさんのままで良かったです」
まさに今回の不合格を受けて、私のままではダメではないかという打ちひしがれ感に苛まれて抜け出せずにいたところでしたので、窮地から手を差し伸べてもらえたような有り難さでした。
こんな自分でも良かったと思えてくれる人間が近くにいたんだと思えると、自分の対人援助スキルに疑念を抱いていたのが一気に晴れた感覚でした。
ネットで見た格言や先人、プロからのメッセージも心に感じるものはありましたが、自分のことを知ってくれている身近な人間からの一言がここまで有り難いと感じるものはありません。
確かに試験は不合格となり、自分の至らない部分が露呈したわけですが、私が関わってきた人間の中では私を認めて必要としてくださるという心強さが、立ち止まっていた私を未来へと後押ししてくれるきっかけになりました。
私も現場で、闇の中を暗中模索している方々にとって、光を照らせるような存在になりたいとつくづく感じました。
闇を知らないと、光の有り難さも理解できないから。
今回の経験は、私の未来にも意味があることだと思っています。
今回は独語りのような内容になりましたが、今しか書けない内容として、いつか振り返れるような内容として刻んでおきたいと思い手掛けました。
ちなみに、次回の受検はまだ決まっていません(笑)