資格試験一つを取ってみても、取得をするための意味やメリットを考えた上で、臨まれる受験生がほとんどですよね。
自分の意思ではなくて、会社から命じられてという動機もあるでしょうから、その場合は自発的に志したというわけでもないかもしれません。
いずれにせよ、せっかく資格を取るならば、自分にとって、合格がどんな意味があることなのかを意識することはごくごく自然なことでしょう。
ところが、この「意味」というものにこだわりだすと、受験そのもののモチベーションが大きく左右されて、自分が進みたい道ではない方向に舵が切り替わってしまうおそれがあると思うのです。
とくに勉強がうまくいかない時や、そもそも資格取得を目指すことに疑念が生じた際には、「この資格を取ることに意味があるのだろうか」というテーマがこびりつくようになり、停滞したり頓挫したりしてしまう道を辿る可能性があります。
意味という言葉は、不確実性な要素があるものなので、合格にたどり着くまでの道中で、その答えを得られることは困難でしょう。
合格を果たしたその先に待っている新しい世界の中で、自分の中での意味というものを体感したり、追求することになるので、後になってわかるものだからです。
何かを成し遂げる前に、意味やメリットにばかり目を向けてしまうと、「できない自分」や「逃げる自分」が重なって行くようになり、現状維持が続くものの、心のどこかで不満や物足りなさを感じる日々が待っているようになる可能性が高くなります。
私は、意味にこだわりすぎている自分に気づいたら、「直観」を信じて取捨選択することをオススメしています。
内心チャレンジしたくても、何かしら回避する理由や意味に目を向けることで、自分の本心から目をそむけてしまって、後悔ルートを辿る危険性があるからです。
極端な話、明日自分が生きている保証はどこにもないので、その時、その瞬間、自分がやってみたいと思える心が高ぶっていたら、意味は後回しにして乗っかってみても良いのではないでしょうか。
12年以上続いているこの絶対合格ブログも、勢いで始めた当初はまさか10年以上も続けられることになるとは夢にも描きませんでしたし、意味があるかどうかは考えないようにしていました(今となっては、意味を考える日々はありますが笑)。
先延ばしにせずに、直観に頼ることで、自分らしい道が拓けるように願っております。