社会福祉の仕事は様々な背景を持つ老若男女を対象とするため支援の過程では、自分自身の人生経験や見識が大いに役立つ世界でもあります。
昨日、社会福祉士資格取得を目指す大学二年生の学生生活が記事に取り上げられていました。
「自炊がこんなに大変とは…」 社会福祉士を目指す女子学生、月10万円の仕送りと時給945円のバイトでやりくり
生活の中で、自炊の大変さを語っておられましたが、まさにその経験も、これからひとり暮らしを始められる若者や、食生活が乱れている要支援者に関わる上で、活路を見いだせるだめの情報提供となり、支援の引き出しになります。
大学生活を「人生の夏休み」になぞらえておられますが、学生だけではなくとも、人生の過程で色んな経験したり、寄り道をすることで得られる視点が、その先に待つ福祉業界で活かせるようになるでしょう。
先行き不透明な今日このごろ、取り組むことの「意味」とか「効率」を意識したくなる社会ですが、一見無駄に思えるようなチャレンジや、回り道のように感じられても、後になって、経験して良かったと振り返れるようになります。
いつの時代も、行動する者が自分らしい道を切り拓けるからです。