社会福祉士国家試験「今年こそは絶対合格計画」

社会福祉士・精神保健福祉士国家試験に40日以内で一発合格した管理人の学習法をベースに、不安を不っ飛ばして“安心”に変えられるブログを目指しています。

「今の自分でもいいんだよ」というメッセージを伝えることの重要性について。

 

先日、とあるカウンセラーの方とお話をしていて話題に上がったのが、

 

「今の自分でもいいんだよ」というメッセージの重要性です。

 

「今の自分のままではいけない。なんとかしなければならない!」という気持ちから一念発起して目標達成される方の応援をしているのがこの絶対合格ブログの役割でもあります。

 

前提として、ご本人が心の底から変わうと動き始めているからこそ、このブログの必要性が生じてくるのだと思っています。

 

現状維持でいいやと思っていたら、いつまで経っても合格への道は見えてきません。

 

何を言いたいのかといいますと、自分の意思で変わろうとしているのではなくて、第三者が変えようとする、もしくはわからせようとするような支援は非常にリスクがあるという話です。

 

当たり前のような言葉に聴こえるかもしれませんが、無意識・意図して問わずに、やってしまいがちな習性で、私も何度も失敗しています。

 

例えば、国家資格キャリアコンサルタントと2級キャリアコンサルティング技能士実技面接試験において、ありのままの相談者を受容せずに、支援者側の視点で、「ああしなさい」「こうしたほうがいい」と促すような接し方をすると、高確率で不合格になります(実証済み)。

 

「立ち止まっている要因は相談者の自己理解不足だから、こうしたほうがいい」という問題指摘は、コンサルタントとして効果的なアドバイスになる可能性はありますが、それ以上に信頼関係の毀損が生じてしまうリスクがあります。

 

なぜならば、「自分を否定された」と受け取られる可能性が高いからです。

 

相談者を支援者側の都合で先導し、ありのままの相談者を置き去りにしてしまうと、心を閉ざし、それ以上本音を話してくれなく援助関係が終了してしまう流れになりがちです。

 

そう言っても、立場的に今のままの自分を100%認めてしまったら、進歩も発展もなく、また悩み続ける日々に戻るだけだし、せっかく貴重な時間を使っているのだから。

 

専門家としてスキルを発揮して変化を促さないと、それこそ相手に不利益になってしまうと思われる方もおられるでしょう。

 

「相手を変えることで実績を出さなければならない」という役割がある場合は、とても難しいことを言われているように感じられるかもしれません。

 

支援の仕方は十人十色ですし、相手との関係性、運営方針によるところがあるので、必ずしもそのようなスタンスが間違っているとは言いません。

 

いずれにしても、

 

支援者側の指摘や提案を相談者が必要としているか、本当にためになっているのかが重要です。

 

「この人はわかってくれない」と見限って離れていく相談者は、本音を言わずに去っていくケースが多いので、そのままスタンスを維持し続けることで、自分にとっても不利になるかもしれません。

 

支援者視点の「今の自分は変わらなくてもいい」という考え方は、無理に相手の思想や行動を変えようとしないことにもつながります。

 

そうすることで、相談者は少しずつ内に秘めた思いを語るようになり、行く行くは自分の中で答えを見つけ、必要な行動を進められるようになります。

 

つまり、支援者視点で外発的に変化を促すのではなくて、相談者本位で内発的に動き出せるように関われる流れです。

 

変化には個々人によって千差万別の時間がかかりますし、悠長に接してられない事情もあるでしょうが、「今の自分でもいい」という逆転の発想も忘れずに持ちたいものです。

 

 

自分自身にそう問いかけながら、この記事を締めくくりたいと思います。

 

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