細部にとらわれて全体を見失ってしまう「木を見て森を見ず」ということわざがありますが、資格試験の受験勉強の初期段階においても、このような状況に陥ってしまうことが多々ありました。
どういうことかと言いますと、問題集の一問目から順番通り正確に覚えてから解こうとするやり方でスタートした場合、頭に入りにくくてモチベーションがダウンしてしまい頓挫してしまう経験がありました。
精神保健福祉士国家試験専門科目受験あたりから、勉強の角度を変えてみまして、「森を見て木を見ず」式からスタートしてみることにしました。
一問目から順を追ってじっくりと覚える式ではなくて、まずは全体をざっと目を通してみて、どんなことが問われているのか、何を覚えなければいけないかの概観をつかむように心がけてみたのです。
その際に、全て緻密に覚えようとするというよりも、問題と答えをセットで目を通してみるように努めてみました。
例えば、最初から20問とか、科目毎と区切ってからその範囲で取り組む方法です。
一度ではなくて、何度か全体を通して眺めてみることを繰り返すことで、覚えるべきポイントを意識した上での方がゴールが見えているので、逆算して一問目からスタートしたとしても、やるべき方法が鮮明でモチベーションが保ちやすかったです。
勉強が続かなくなってしまうつまづき経験として、
「一回で全部覚えようとする」方法や、「一問目から正確に追わなければならない」という固定観念によって、縛られてしまいやる気が持続できなくなってしまう場合があります。
まずは全体を俯瞰してみて、最初に戻ってみておさらいしてみる。
全体図を上空から眺めてみてから地上に舞い戻って一つ一つ取り組むことで、やることや求められていることが腑に落ちやすくなる可能性があります。
「本試験問題では、問1から解かなければならない」という決まりがないように、柔軟に捉えてみることで、もっと学習が楽になるかもしれません。