ここ数日、勉強のやる気が起きない時に、どのような工夫を行うとモチベーションがアップするかについてヒントを扱ってきました。
自分なりに悪戦苦闘しながら受験勉強に取り組もうとしても、どうしてもやる気が起きずに停滞されている方もおられるかもしれません。
もしかしたらそのような場合、受験勉強そのもの以前に抱えている何からの問題を解消する方が先決かもしれません。
その対象が、家庭のこと、仕事面、プライベード、ご自身の抱えている何らかの問題なのかは人それぞれですが、頭から離れないくらいの火種を消化してからの方が切り替えやすくなる可能性があります。
それが時間が解決する問題なのか、自分の力で乗り越えなければならない問題なのかにもよりますが、まずはその問題をしっかりと認識することから始まります。
見て見ぬふりをして、受験勉強に集中しようとするほど頭から離れずにやる気が削がれてしまうという心理は、「シロクマ効果」という現象が当てはまるかもしれません。
「見るな」と言われると、つい目を向けてしまう。「遊ばずに勉強に集中」と思うほど、遊びたくなる。同じような経験を持つ人は、少なくないと思います。実はこれ、心理学の実験でも検証されていることなのです。
心理学者、ダニエル・ウェグナーのシロクマ実験では、Aグループには「シロクマのことを考えておいてください」と、Bグループには「シロクマのことだけは考えないでください」と伝えました。時間をおいて質問すると、シロクマのことをより頻繁に考えてしまうのはどっちだったでしょうか? 答えは意外にも「考えないでください」と伝えたBグループだったのです。
「シロクマ」のことだけは絶対に考えないでください! | 社会に生きる心理学 | 神戸学院大学 心理学部/心理学研究科より
シロクマ効果とは、考えないようにすればするほど執着が強くなるというようなサイクルで、解消や緩和のためには、あえてその根源に向き合ってみる、傾注してみることから切り替えがしやすくなります。
とことん向き合ってみることで(曝露)、脳が慣れてきて飽きてくるからです(馴化)。またその頃には、根本的に解決できている可能性もああります。
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私の場合は、直近だと2級キャリアコンサルティング技能士実技試験に独学で挑み続けていて、なにが敗因なのか、どうして連続で不合格なのか分析していても埒があかずに立ち止まっていました。
1級キャリアコンサルティング技能士の指導者と一緒に振り返りを行うことで、前に進めるようになったという経験があります。
一人で抱え込んでいても拭えない問題が立ちふさがっている場合は、信頼できる第三者の力を借りながら違う角度から捉え直して、戦略を練ることも大事です。
一旦受験から離れてみて、再出発するのでも遅くはありません。
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