前回
過去問学習に一区切りがついた後、本番直前期までにオススメしたい勉強法としては、本番形式の129問にトライすることです。
中央法規等で実施している公開模擬試験や、市販の模擬問題集もその具体的な方法です。
ただし、過去問等の問題集をおざなりにして、模擬問題集を重視することはリスクがあります。
模擬問題集は応用力を問われるような構成になっている場合が多く、まずは前年度(第37回)の試験問題を全問解いてみることで最新の試験傾向をつかんでからの方が解きやすいですし、理解もしやすいからです。
第38回試験がどのような難易度になるのかという予想話ですが、毎年試験製作委員が数名変更していますが、第38回試験と第37回試験を比較すると、試験構成委員の変更が数名ありました。
副委員長、委員が数名変更された模様です。
ただし全体を見れば過半数以上は変更ありません。
合格ラインについては何度も口にしていますが、昨年度試験が高難易度に伴い第25回試験以降の低水準でした。
今までの傾向からすると、今年度は本来の合格基準の6割近くに設定されることが想定されます。
出題内容そのものに変化球を入れて惑わす【難しい】問題の増加よりも、事前学習で培った基礎力を重視する【易しい】【普通】の比重が増えて、合格点を調整させることが見込まれます。
ですので、まずは目の前の問題集を優先して一通り解き終えた後に、応用力の確認として本番を想定した模擬問題集、予想問題集を解いてみてみることをオススメします。
試験センターのサイトには本試験が科目別に全問載っているので活用してみてください。
実際に129問を通しで全部解いてみると、これまで分野別で培ってきた勉強法の成果がその場で分かります。
私の場合は、試験の4日前に第23回(前年度)の問題を初めて順に解いてみたところ、共通科目の時点で惨敗だったので、いかに自分の勉強が浅薄だったのかを思い知らされました。
全体の4割くらいしか解けていなかったのです。しかも0点科目1つのおまけつきときました。
ショック療法でしたが、自分の実力を客観視するためには効果がありました。
分野別問題集を解いただけで本番に臨んでしまうと、全体を通してどの程度のレベルがあるのか、自分の実力を本番で発揮できるのかを計測しにくい危険性があることを身をもって知りました。
また、本番形式に慣れるための予行練習にもなりますので、余裕があれば時間を計って取り組んでみてください。
本番ではいかに平常心で臨めるかが掛かってくるので、事前にトレーニングを経験することで、他の受験生よりも心理的にアドバンテージを得られます。
事前に自分の地力を確認するのは怖い作業ですが、現実と向き合うことで絶対合格のために弱点補強に取り組めるメリットがあるので、どうか逃げないでトライしていただきたいです。
分野別で反復学習を徹底した上に、本番形式を一通り解いてみることで、本番で地力を伸ばせると思います。

