新年度が始まって、念願の社会福祉士・精神保健福祉士としての一歩を踏み出したものの、今まさに「こんなはずじゃなかった」と、理想と現実のギャップに立ち尽くしている方もおられるのではないでしょうか。
私も12年のキャリアの中で、新しい職場に身を置くたびに幾度か経験してきました。
そのたびに胸に去来したのは、「自分、ここにはいらないんじゃないか」という疎外感と、何とも言えない「居心地の悪さ」でした。
現場のリアルを知る一人として、そして同じ道を歩む仲間として、今のあなた様に伝えたいことをまとめました。
1. 専門性の輝きよりも、雑用に追われる日々
「相談援助のプロとして活躍したい」と意気込んで入職しても、現実は電話応対、雑用、終わりの見えない事務作業……。
「何でも屋」のような毎日に、自分のアイデンティティが音を立てて崩れていくような感覚を覚えるかもしれません。
周りの職員たちがテキパキと動き、活気に満ちているように見えるほど、「自分だけが何も貢献できていない」という情けなさや申し訳なさに苛まれることもあるでしょう。
さらに、忙しそうな先輩たちに質問するタイミングが掴めなかったり、定時になっても帰りづらい空気が漂っていたり……。
そんな目に見えない「閉塞感」は、言葉にできないほど心に重くのしかかるものです。
2. 「対人援助」の対象は、クライエントだけではない
私たちが向き合う「感情労働」は、決して目の前のクライエントだけが対象ではありません。
むしろ、働き始めの時期に最もエネルギーを消耗するのは、同僚や上司、関係機関との「人間関係の匙加減」ではないでしょうか。
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「どこまで自分の意見を出していいのか?」
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「こんな初歩的な質問をしても呆れられないか?」
手探り状態で空気を読む毎日は、専門的な相談業務を行うよりも、ずっと精神的なスタミナを削られます。
特に他業種から転職された方は、前職の経験があるからこそ、今の「できない自分」を比較してしまい、一人で悶々と抱え込んでしまいがちです。
3. 今、あなた様に最も必要な「専門性」とは
「ここに自分がいるのは場違いではないか」という不安。
それはあなた様が、自分の仕事に対して誠実であろうとしている証拠です。
ですが、ここで一度、冷静に考えてみてください。
あなた様がその場所に採用されたという事実は、プロの目から見て「あなたにはその素質がある」と認められたという、揺るぎない証なのです。
おそらく、あなた様に求められているのは、教科書通りの「高度な専門技術」や「即戦力」ではありません。
まずは、その職場の文化やリズムに「慣れる」こと。
そして、報連相(報告・連絡・相談)といった社会人としての基本を、一つひとつ丁寧に積み重ねること。
これこそが、今のあなた様にとって最も重要な「専門業務」です。
地味で、時には退屈にさえ感じる地道な作業。
しかし、その一つひとつの積み重ねが、周囲との信頼関係という「土台」を作ります。
土台がしっかりして初めて、あなた様は社会福祉士や精神保健福祉士としての独自の領域を保てるようになり、自分らしい支援を展開できるようになっていくのです。
「合わない」「居場所がない」という結論は一旦保留。
今はただ続けてみることだけで十分絶対合格です。
新人の特権を活かして分からない質問はどんどんして良いのですからね。
職場としても後から重大な事故や問題が発生してから知るよりも、そうならないように確認してもらえたほうが有り難いです。
最後に:あなた様の歩みを見ている人が、必ずいます
今はまだ、暗闇の中を一人で歩いているような気持ちかもしれません。
でも、忘れないでください。
「見る人は、ちゃんと見ています」
あなた様が慣れない環境で必死に食らいつこうとしている姿、質問のタイミングを計りながらも前を向こうとしている姿勢。
それは必ず、誰かの目に留まり、認められています。
そしてその努力や信頼の貯金は、いつか必ず、あなた様を頼ってくれるクライエントへの「真の理解」へと繋がります。
もしも今、孤独に押しつぶされそうで、世界で自分だけが取り残されているように感じたら、いつでも『絶対合格ROOM』へ話を聴かせてください。
あなた様が「重い鎧」を脱ぎ捨ていただき、ありのままの自分でいられる場所です。
焦らなくても大丈夫。
あなた様のペースで、少しずつその場所に根を張っていきましょう。