新カリ3回目の不安を抱えるあなた様へ。人生からの期待が人を見放すことはない。
新カリキュラム3回目の第39回社会福祉士試験、第29回精神保健福祉士国家試験を志す上で、受験そのものにとめどない不安を覚えている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
こんな自分が福祉系国家資格最難関の社会福祉士試験に受かるのだろうか。
新カリキュラムに変わったことで、今までの勉強法や過去問が通用しなくなりそうで怖い。
毎年落ち続けているから受かるイメージが湧かない。
社会福祉士試験に合格できたものの、次に受ける予定の精神保健福祉士試験の専門科目は難解で、第28回試験構成を見ても一筋縄では行かなそうでこの勢いで結果を出せるのだろうか。
未知なる不安と向き合い続けていると、「こんな自分が福祉の世界で必要とされるのだろうか」というような根本的な問題に目を向けるようになる方もいらっしゃるかもしれません。
① 「人生があなたに期待している」――絶望の淵でフランクルが灯した光
今回紹介する本は、「あなたの意思とはお構いなしに、人生があなたに期待している」ことを説いています。
『ビクトール・フランクル 絶望の果てに光がある (ワニ文庫)』 作者: 諸富祥彦 / 出版社: ベストセラーズ / 発売日: 2013/05/21
君が生きる意味や目的を、世界に問いかけたり期待するのは間違っている。
世界こそがそれを君に問いかけ、君に期待しているのだ。 たとえあなたが人生に期待していなくても、人生は今もあなたに期待しているのです。 ――ヴィクトール・エミール・フランクル
オーストリア出身の精神科医、心理学者であるフランクルの名言です。
フランクルは、ナチス時代の強制収容所に収容された経験もあることで知られています。
国家資格キャリアコンサルタント、公認心理師試験にも登場する「ロゴセラピー」発案者としても有名です。
人生が今も自分に期待しているという言葉は、当時収容所生活の中で絶望の淵に立たされて、自殺を考えていた二人の囚人に対して、フランクルが投げかけたものでした。
フランクルは続けてこのような言葉もかけました。
その人のことを必要としている誰か、その人によって実現されるべき何かが必ず世の中にはあって、その人によって発見されるのを待っている。 これはお一人残らずあらゆる人にあてはまる人生の真実である。 だから、どんな人のいかなる人生であれ、そこから意味がなくなることは決してない。 人生からの期待が人を見放すことはないのである。
この言葉を聴いて、二人の囚人は自殺をとりやめたそうです。
一人は、自分の帰りを待っている家族がいることを思い出し、もう一人は、執筆していた著作シリーズを完成させるという使命を取り戻したのです。
② 目の前が真っ黒になった不合格の帰り道。私を救った「原点回帰」
あなた様のことを必要としている誰かがこの広い世界のどこかで今日も待っている。
そう思えるだけで、生きる希望 of 灯は消えないものです。
私が初めて公認心理師国家試験を受験した時の話ですが、試験中の直感で不合格を悟り、帰り道に目の前が真っ黒になり、何もかもが闇に覆われたような暗澹たる気持ちに支配されたのを今でも覚えています。
その絶望から再起するのにそれなりに時間がかかりましたが、ターニングポイントは、「この資格を得ることで、必要としてくださる誰かにつながるから」と、原点回帰できたことです。
私の場合はあと1回だけ受験チャンスが残されていたので、「次こそは絶対合格を達成させて、逆転物語をブログで発信すること」がモチベーションにもなっていました。
あれから4年程の歳月が経ちましたが、私は今、公認心理師として現場で仕事に就いています。
「あの時、絶望の淵に埋もれていて諦めなくて良かった」と振り返りながら、こうして記事を打っています。
結び:人生からの期待が、あなた様を見放すことはない
人生は今もあなた様に期待をしている。
あなた様が人生に失望しようが、自信をなくそうが関係ない。
あなた様に発見されるのを待っている。
その相手は、身近な世界に存在するかもしれませんし、未だ知らぬ新しいフィールドで待っているかもしれません。
発見できるのは、挫折や絶望に浸ってきて、苦しみ続けてきたあなた様の感性と視点があるからこそです。
「希望」の灯火を絶やすことなく、辺りを見渡してみませんか。
長いトンネルの先は、明るいです。
