学生のみなさんにおきましては、新学期が始まって2ヶ月が経ちますが(通信制の学校によっては1ヶ月程度でしょうか)、そろそろ新しい環境や学習リズムに順応してきた頃でしょうか。
ふとスクーリングなどで周りを見渡すと、グループ同士で勉強していたり、受験トークで盛り上がっている姿が目に入り、ますます孤独感と焦燥感に支配される方もいらっしゃるかもしれません。
あるいは、オンライン授業や通信学習が主流のため、他の学生とコミュニケーションを取る機会が皆無で、完全なソロ活動を過ごされている方も多いでしょう。
もしかしたら、
「友達がいない自分は、情報戦となる受験において不利になるのではないか」
こんな不安が脳裏を支配し、毎日を悶々と過ごしている方に向けての記事になります。
受験は「自分との闘い」。ソロでも合格は掴み取れる
まず結論から言えば、受験友達や勉強仲間と呼べるような存在が傍にいなくても、合格は十分に可能です。
私自身のこれまで受けた各試験時などを振り返っても、基本的に独学だったのもあり、同じように試験を目指す仲間は身近に誰一人いませんでした。
社会福祉士、精神保健福祉士国家試験においても、確かに同じ学校に同級生は複数人いましたが、共に勉強会を開いたり、学習の進捗を頻繁に相談し合ったりすることは一度もありませんでした。
結局のところ、受験は「自分との闘いに打ち克てるかどうか」が合否に直結します。
そのため、私は自分自身のペースを崩さないソロ勉強スタイルを最後まで貫きました。
合格後、プロとして現場に立った時にわかる「仲間の真価」
他方で、共に学ぶ仲間や友人の存在がもたらす「メリット」があることも、現場に出た今だからこそ身に沁みて分かります。
その最大のメリットは、受験期間中よりもむしろ、「資格を取得し、実務でそれを活かすステージ(合格後)」に発揮されます。
無事に国家試験に合格し、専門職として現場に出ると、高齢、障害、児童、医療など、自分の所属する機関だけの知識では太刀打ちできない複雑なケースに必ず直面します。
そんな時、学生時代に繋がった「他分野で働く同期の有資格者」のネットワークが、どれほど心強い味方になるか計り知れません。
同じ職場の人間にはしがらみがあって相談しにくいことでも、利害関係のない同期になら、「こういうモヤモヤを抱えている」と、本音で相談し合うことができます(守秘義務は意識しながら)。
感情労働の宿命とも言える「心のデトックス効果」が図れることは大きなメリットです。
それぞれの現場のリアルな情報交換は、御自身の専門性(アセスメントや見立ての力)を広げ、将来的な転職や多様な働き方を模索する際の、資産(セーフティネット)へと変わっていくのです。
出逢いのチャンスは、ほんの少しの勇気から
そこで、もしもみなさんの中で「友達が欲しい」「誰かとこの苦しみを分かち合いたい」という気持ちが芽生えているとしたら、今からでもその出逢いを求めることは遅くありません。
この時期、スクーリングや教室を見渡せば、同じように一人で黙々と過ごし、心の中で繋がりを求めている方が必ずいらっしゃいます。
コンプライアンス意識が高く、何かと警戒されやすいご時世だからこそ、気軽に話しかけにくい空気があるのは間違いありません。
しかし、だからこそ「生身の交流」を得られるのは学生の特権です。
タイミングが難しいかもしれませんが、スクーリングでの「グループワーク」などは絶好のチャンスです。
私自身、1回目の授業では誰にも声をかけられなかったものの、2回目の授業で思い切って席が近かった方に話しかけました。
その結果、卒業してから今日まで関係が続いている学友が数名います。 住んでいる地域も遠く、お互いに仕事や家庭に傾注しているため頻繁には会えませんが、年に数回集まっては思い出話や近況報告で盛り上がり、本当に有難い存在になっています。
インターネットというもう一つの教室
それでも、「どうしてもリアルでの声掛けは周りの目が気になる」「いまさら感が否めない」という葛藤があるかもしれません。
そういう時は、今すぐにでも巡り合えるもう一つの世界を活用してください。
それがインターネットです。
私自身は、社会福祉士国家試験受験終了後に初めてアクセスしたネットのコミュニティで出逢った、見ず知らずの受験生たちの存在に、合格発表までの約40日間、どれほど精神的に救われたかわかりません。
このブログでも、皆さんの孤独や悩みに寄り添うための個別サポートサービスをおこなう「駆け込み部屋」を開設しています。
これまで利用された方は、人としても尊敬できるような素晴らしい方ばかりでした。
機会があれば、こうした場も活用し、見識と繋がりを広めるきっかけにしていただければ嬉しいです。
「あなた様が動けば世界が変わる」
「ソーシャルアクション」の練習と言うと大げさに聞こえるかもしれませんが、ほんの少しの勇気で、孤独だった学生生活が、一生モノの「プロとしての財産」を生み出す場に変わります。
ぜひ、素直な気持ちに従って、ほんの一歩だけ動いてみてくださいね。