宅建受験日まで残された時間がわずかになってきました。
毎年のことですが、受験日が迫ってくると、次のような不安が俄然湧いてくる方が多いようです。
自分の使ってきたテキスト・参考書と、勉強法で合格できるのだろうか?
「私は全然そんなふうに思っていない」と、胸を張って思える方は、今回の記事をスルーしてください。
試験が現実に近づいてくるのにつれて、自分がこれまで重ねてきたやり方が通用するのか、真剣に考えるようになるのは自然だと思います。
特に、ネット上でたくさん書かれている情報や、周囲の人間の使っているテキストが自分の物と異なっていたりするのを目にすると、
もしかしたら、今までの自分のやり方は間違っているのではないか?
という、焦りが止まらなくなるかもしれません。
不安を払拭するために、ここで別のテキストを買って、駆け込みで知識量を増やすやり方に切り替えますか。
その方法は、個人的にはオススメできません。
あと数日しか残されていないのにテキストや勉強方針を変えたところで、ますます不安は深まっていき、出口の見えない迷宮にはまってしまう危険性が高くなるだけです。
私は、本番直前に他人のやり方に替えたからと言って、合格できたという話を聞いたことがありません。
私が宅建受験時に使っていたテキストは、試験前、当日も含めて誰も使っている人を見たことがありませんし、口コミも見たことがありませんでしたが、結果はついてきました。
自分のやり方は間違いないに違いないと、事前の勉強法固めの段階で決意していたからです。
ここまできたら、覚悟を決めて、今まで共に闘ってきた参考書とテキストと最後まで付き合い続けてください。
自分のやり方を信じて、最後まで貫き通して本番を迎えた方は、勝利の女神も味方してくれます。
この時期に周りの人間が宅建の勉強をしている姿を見ると、みんな頭が良さそうに見えるものですが、それは錯覚であることの方が多いです。
もしかしたら、第三者もあなたの勉強している姿を見て、焦燥感に駆られて不安に感じているかもしれませんよ。
『できる人は満員電車に乗らない 』 松尾昭仁著
みんなと同じでなくても良い。
正しい努力の仕方について具体的アドバイスが掲載されています。
本書でも触れていますが、筆者は宅建合格者でもあります。
「年収が60万アップする」という目標のもと、3ヶ月の過去問中心勉強法で、見事に一発合格を果たしています。
途中で、テキストを浮気することなく、ひたすら数冊分の過去問を丸暗記するやり方で結果が出たそうです。
この時期は、新しい知識をむやみやたらに詰め込もうとせずに、全体の復習や、弱点分野の部分的補強をこなしていくことで、本番で合否を分ける実力を完成できると思います。
私の場合は、統計問題等は、前日に語呂合わせで覚えるだけでも、間に合いました。
ぜひ、自分のやり方を信じて、残りの時間を有意義に使ってください。