過去問学習をしていて、社会調査の基礎の解説を見ても、統計用語や調査用語がなかなか理解できずに苦戦されているということでした。
「カイ二乗検定」等がその代表です。
それに対して私の回答は以下の通りです(一部加筆・修正しています)。
過去問学習をこの時期からされているということは、確実に実力が備わっていくことだと思われます。
ご質問についてですが、私自身も、「社会調査」科目の事前学習はとても苦手でしたよ。
どのくらい苦手かというと、19科目中「現代社会と福祉」に次いで2番目くらいです。
抽象的な専門用語が何度繰り返しても頭に入らず、悪戦苦闘していました。
試験終了後の赤マル福祉の統計データを見ても、社会調査の受験生の出来は良くはなかったと記憶しています。
カイ2乗等も、具体的な活用法はさっぱり分かりませんでした。
ご指摘の通り、私には試験まで残された時間がなかったので、割り切るようにしました。
割り切るとは、
・意味まで考えずに、反射的に覚えるようにする。
・全部の用語まで覚えずに、あくまでも過去問に載っている最低限のものに留める。
・図表を書いて覚えてみる
これらの方法を通して、試行錯誤しましたが、やはりすぐには頭に入りませんでした。
しかし、このやり方だったのに、蓋を開けてみると、本試験では7点中6点を取ることができました。
これは事前学習とは打って変わった結果なので、驚きました。
なぜこのような正解率を取れたかというと、過去問に載っていたようなわずらわしい専門用語が一題くらいしか出なかったからです。
私が受験した第24回試験は、事例問題から答えるような形式が多く、専門用語を細かく理解していなくても、文脈から最もらしい回答をイメージをして答えられるような問題が揃っていました。
過去問以外の運も左右していたと思います。
もちろん、調査手法などインプットしておけば、解答できる基礎的な問題もありました。
恐らく、今後もこの流れを踏襲するのではないでしょうか。
よって、私から言えるのは、今さっぱり分からないキーワードは飛ばしておいて、本番直前期に手をつけるのでも遅くはないと思います。
難問は多くの受験生にとっても条件は同じですから、確実に解ける基礎・頻出キーワードをインプットしておけば、点につながります。
参考になれば幸いです。
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